2017年10月24日

青い実・イシミカワ

 熟す過程で段々と彩りを変えていく実は、とりどりの色が混ざって、一色で埋め尽くされた美しさとはまた別の味わいがあります。  

 人間が見て『素敵な配色だな〜』と思うこの彩は、採食者たちにとってはどのような効果があるのでしょう。 完熟した(発芽力が高い)実を食べてもらいたい為に、未熟果が完熟果を引き立てているという説もあります。

PB011311イシミカワ (440x293).jpg

【イシミカワ/石実皮・石見川・石膠】タデ科イヌタデ属 蔓性多年草
 分布:日本全土
 花期:7〜10月 薄緑色で目立たない花
 葉茎:葉柄がハスの葉のように葉の裏面についている
    葉は互生 やや矢じり型の三角形 丸い苞葉あり
    茎や葉柄に下向きの刺があり周りの者に絡み付く
  実:白緑〜赤紫〜瑠璃色 と熟していく実が混在する
    (色づいている部分は中の黒い種を覆う萼片)   

PB011310イシミカワ (440x293).jpg

 同じ時期、同じような色合いが混在する実に【ノブドウ】がありますが、あちらは虫の寄生による色の変化でいわば病変(といっても綺麗なので見る方からすれば嬉しい)、こちらは健全な状態での色の変化です。 

P9187368イシミカワ (440x293).jpg

 一番上の写真では残っている実の房の下にあるのは、托葉です。 丸いお皿に盛られたお菓子のようにも、派手な飾りのついた貴婦人のお帽子のようにも見えます。 下の方の写真のように、段々と苞葉が欠けてしまっているものもあります。

PB011313イシミカワ (440x293).jpg

 未だ若い果実は白緑一色なのに、次第に差が出て色づいていくのが面白く、また不思議でもあります。


自然観察ランキング お役に立てました折は、1クリックで応援を頂けますれば、歩みゆく元気が湧いて参ります


posted by 山桜 at 20:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。