<2017-12-05 山梨県大月市>
梨の木平から登り始め、水場の傍には


「山ノ神社・奥宮祠」が木漏れ日を浴びていました。


【オトコヨウゾメ】の紅葉が霜で黒変し、足元には霜柱がサクサクと・・・この辺りの道沿いには、植物のシモバシラ(シソ科)も群生していました。
間もなく樹間より第一富士山、出現!


大久保山のコルから扇山山頂に至る明るい尾根道の両側は、落葉松や赤松、クロモジなど

行く手の木々の連なりが切れ、扇山山頂が見えてきました。

【扇山山頂】

【大月市秀麗富嶽十二景の第6番 扇山山頂】からの富士山
再び大久保山のコルへ下り百蔵山への縦走路に入ります。

赤松と山桜が仲良く寄り添って天高く伸び、ちょっと羨ましくなって泣きました。

樹林から垣間見る大菩薩嶺のガレ場


【モミジのお便り】が木のポストに 「恩」の字の石票

右手に見える特徴的な山容は何山でしょうか?


左後方に先ほど登って来た扇山が見え始めました。 手前の山に麓を両側から囲まれ、開いた扇の形に見えました。

右手に見えてきたまるでダムの壁のような絶壁は何なのでしょう?

倒木が風雪に磨かれて形づくられた自然の造形には

命が宿っているようです。
最後の急登を乗り越えると、緩やかな道でホッと一息


【ナガバノコウヤボウキ】綿毛 【ニシキギ】の赤い実
コウヤボウキの綿毛にはピンク色に染まったものも幾つか見られましたが、写真は撮っていませんでした。


大月市秀麗富嶽十二景の第7番 百蔵山山頂】からの富士山


【百蔵山大明神遺跡】の傍には【リンドウ】が微かに紫色を遺して

真っ青な空には次世代が育つまで葉を遺す柏葉が

下山道の途中からの眺め 中央高速や家々の屋根が見えます。

突如として現れた私設和田美術館(非公開)の門に圧倒されて後ずさり・・・富士を望む絶好のロケーションを独占しコレクションを楽しむとはどんな富豪なのでしょう。 私など一生目にすることのできないお宝が並んでいるのでしょうね。 因みにネットで調べても殆ど情報の得られない謎の美術館です。

私の大切なお宝は、こんな自然の風景です。


【トキリマメ】 【サルトリイバラ】


【ヤブラン】 【ヌルデ?】


【ヘクソカズラ】 【ツルウメモドキ】

【ツルウメモドキ】
この後、近道を通って、奇橋・猿橋を見に行きましたが、それはまた後日に。

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【山川・自然観察の最新記事】
ありがとうございます。 これからも富士山の眺めのいい山々へ登る予定です。 海側から見る富士山と姿や雪冠の違いなどもお楽しみいただけると嬉しいです。
風雪に磨かれた倒木は、何か鳥のオブジェか、生きてる鳥そのもののような鋭い目を感じます^^;ゞ
我が家には先日まで、藪蘭の黒とヒヨドリジョウゴの赤い実を活けていました^^
山は木々が葉を落として今まで見えなかった景色が見えてきました。 まぁ日本はな〜んといろんな山があるものでしょう! 見飽きない登り飽きない無数の山々、嬉しいです。
木草の実も葉っぱが落ちて、存在感が目立ってきました。 いよいよ熟して、さぁ食べて食べて!と言っているようです。
良いお天気でしたが、富士山の西側の肩を昇る白雲だけがどうしても消えず、まるで白い煙を吐いているようでした。
とりどりの個性的な実、何故か口にした食べておいしい実は写真に撮ってなくて我ながら可笑しかったです。
自然のオブジェにドキッとするのも山歩きの楽しみの一つです。 この鳥のような龍のような倒木の横には、可愛らしいイルカもいましたよ^^♪