2018年01月15日

井の頭池・かいぼり29

 新年観察会の開催日は一年前から決まっていました。 その頃の予定では、かいぼりは終わっている筈でした。 ところが何がどうしてこうなったのか(若しかして昨今の「池の水ぜんぶ抜きました」ブームの影響あり? いや、これは全く勝手な想像です)同じ日が「かいぼり祭」となって、それを知ってからの私たちの気苦労といったら・・・何とか無事に終わって、ホッとしております。 先ずは観察会とは別に、かいぼりの様子のお知らせです。

 「かいぼり」については、都立狭山公園の「たっちゃん池のかいぼり」の記事をご覧ください。

「たっちゃん池」は今も昏々と水がわき出ている為、カラカラに乾かすまではいかないのですが、井の頭池(お茶の水池・弁天池・ボート池・瓢箪池を併せた名称)の湧水は既に殆ど涸れてポンプで汲み上げている状態なので、そちらを止めれば徐々に干上がっていくのでしょう。 それでも弁天池周辺は未だどこからか水が湧いているような気が・・・だとしたら嬉しいことです。

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 既に大人のヒザ程の水深になっており、水底に沈んでいるものも見えていましたが、初回の時のようなヘドロの中から自転車やオートバイなどの投棄物の山(千と千尋の神隠しのオクサレサマのようでした)とはならず、そういう意味でも「かいぼり」の良い影響が表れていますね。

 今回、変わったとこでは、入れ歯や携帯などが出て来たそうな。 入歯を見つけた人はギョッとしたでしょうね・・・嫌だなぁ、絶対に拾いたくない。 でも、水に映った肉を咥えた自分に向かって吠えて肉を落とした犬の話みたいなシーンが浮かんでちょっと笑えます。 いや、落とした人は哀しかったでしょうね、笑ってすみません。 そして携帯にはどんな人間模様が・・・データ復元するのでしょうか??

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 沢山の方々が寒空の下、水に浸かっての作業をされていました。

 「かいぼり」によって、最初のかいぼり2014年では井の頭池の生息数の殆どを占めていたオオクチバス(ブラックバス)、ブルーギル、ソウギョ、コイなどの外来種が駆除され減少し、それらによって捕食されて減少していたこのような可愛らしい在来種が、なんと全体の8割を超えるほどに驚異的復活を遂げていたそうです!

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 ウキゴリ?(ハゼ科) 正面      横

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 スジエビ(テナガエビ科)     ナマズ(ナマズ科)
 
 小型の在来種のお魚が増えると、それを餌とするカイツブリも増えて、拙ブログの古くからのお友達でもあり、井の頭池の「かいぼり」の発起人でもある、カイツブリとカラスウリを愛する観察人Tさんもどんなにか喜ばれていることでしょう。

 水底に光が届くようになって、弁天池の埋土種子から発芽、復活したのが、こちら

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 イノカシラフラスコモ(シャジクモ科)

 綺麗な湧水の流れ中でこのような藻が木漏れ日を浴びて揺れ、その中を小魚たちが泳ぎ、水鳥たちがそれを追って潜水する姿、有志の皆様のご努力により、きっと見られる日が来ることでしょう。

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posted by 山桜 at 18:55| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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