


敷地内に建てられた石碑(上左の写真とは別のものでした)にある銘文「著盡湘南清絶地」、中国の「湘南」そのもののように清々しい地であるとの意味から、「湘南発祥の地」ともされています。
ここ「鴫立沢」の命名は、西行がこの近辺で詠んだとされる、
「こころなき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮」
(新古今和歌集)
によるそうです。


「照ヶ崎海岸」 キラキラ光る春の海の優しいさざ波にうっとり・・・。 下は神奈川県指定天然記念物「アオバト飛来地」の岩礁です。 アオバトは果実が主食で、栄養分を取り込むために必要なナトリウムを海水から補給しているのではと言われています。

1912年(大正元年)貿易商の別荘として建てられた国指定登録重要文化財は、「大磯迎賓館」という名前のイタリアンレストランとなっていました。
このほか、岩崎弥太郎の孫娘澤田美喜さんが、財産税で物納されていた岩崎家大磯別邸を寄付を集め買戻して設立したエリザベス・サンダースホーム(混血戦災孤児養護施設)の下までやってきたものの、時間切れで仰ぎ見るだけとなりました。 駅前の田舎町的雰囲気を保った風情からは計り知れない奥行きを持った大磯、おそるべし! とても一日では周りきれないことを思い知り、再訪を期しつつ帰途につきました。(おわり)

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茨城の五浦が東洋のバルビゾンだとしたら、大磯は何と呼ぶに相応しいでしょう? 島崎藤村のあの家の広縁で、藤村と安田靫彦が語り合っていたなんて・・・言葉と絵の美の供宴のようで溜息が出ます。
謎の失火から復元された旧吉田茂邸にも行ってみたいですし、澤田美喜記念館も見学したいし、まだまだ大磯はいかい、したりません。