
悲しいことに毎年沢山の花を咲かせていた一番の群生が、大雪の後の崩落で砂に埋まってしまいましたが、その隣の一角の群生は助かっていて、ご覧のように3〜5mm程の小さな小さな花を健気に開いてくれました。

【ハナネコノメ/花猫の目】ユキノシタ科ネコノメソウ属
白い花びら(植物学的には萼片で花弁はない)に赤い雄蕊の葯がチャームポイントです。 この赤い葯は花粉を飛ばして段々と色褪せてしまうので、咲き始めの頃が一番きれいに映えます。






幾ら見ていても飽きない、様々な表情を持った可愛らしい子たち

崖崩れや大水の被害を受けやすい所に好んで生えているので、そのような被害を受けるのも生活サイクルの一つであり、また流れ流れてどこかに群落をつくって生き延びてくれることでしょう。

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https://www.hanasanpo.org/野山の花アルバム2/ベンケイソウ科/ツメレンゲ/
ハナネコノメの群落は、日影沢が有名になって人が押し寄せるようになりましたが、他にも結構沢山の群落があります。 場所によって咲く時期も少しずつ違いますので、3月いっぱい位は何処かしらで楽しめると思います。
行きやすいのは、蛇滝に登る道、6号路のセッコクがよく見られる箇所の崖側に水が染み出しているような所を中心に見て歩くと見つかると思います。
またしても殆ど同時刻投稿だったようで、錯綜してしまい失礼いたしました。
引用してくださったURLでは何故かセツブンソウが表示されますが、ツメレンゲも見て参りました。 なるほど、花の感じが良く似ていますね。
今は多肉植物ブームですけれど、当時はツメレンゲで何を研究されたのでしょう?
学生時代、研究室に多肉植物部屋があって、他にもキリンソウなどを研究材料にしていました。
農学部育種学研究室なのに、ツメレンゲの地理的変異(花粉の稔性などを調べて地理的に隔離されているのかなどを調査していました)がテーマで、研究材料の採集に車で青森から福岡まで日本各地(ちょっと大袈裟ですが)を回っていました。久し振りに行ってみたくて、おすすめなのは、八戸の種差海岸です(ここはツメレンゲではなくてイワレンゲの仲間ですが)。https://hachinohe-kanko.com/special-top
(すみません。本当に添付したURLではセツブンソウですね。でもセツブンソウなのも何かの縁でしょうか。)
面白そうな研究ですね。 私もそっちの分野にいけばよかったかな・・・ まぁ、そっちの世界へ行っていたら、主人とも巡り会えず全く違う人生だったでしょうし、これで良かったのだと思います。 学ぶのに遅すぎることも無いですしね。
何十年も前に、その辺りを主人と車で周りました。 喧嘩もして・・・あのころ二人は若かった・・・涙もろくて困ります(´;ω;`)