ブログを暫くお休みしますと言いながら、余りにも嬉しいニュースが飛び込んできたので、書かずにおれずに飛び出して参りました!
【クマノザクラの花】
下記「森林総合研究所」のプレス・リリース記事より引用
なんと、100年ぶりに日本での野生種の桜が発見され、その名も自生地から「クマノザクラ/熊野桜」と命名される予定だそうです。 ほんのり褄紅差して可愛らしいです。 人気が出そうですね〜
詳しくはこちらへ⇒ 森林総合研究所のプレス・リリース
因みにこれまで、日本に自生する野生種の基本種は下記の「9種」、沖縄のカンヒザクラを数えると「10種」とされて来ました。 (これらの10種からの自然・人工交配から生まれた園芸品種は、花色は白〜濃紅色、花弁数は5〜350以上、花弁の大きさや形なども様々です。)
@ヤマザクラ(山桜) 別名:白山桜
自生地:主にに本州中部以南
ほぼ白色の花弁に紅色の若葉が美しい。
日本の桜の代表的な存在で古くから親しまれている。
Aオオヤマザクラ(大山桜) 別名:紅山桜、蝦夷山桜
自生地:本州中部以北
葉や花など全体にヤマザクラより大柄。
花色はヤマザクラより紅色が濃い。
美しい樹皮を樺細工に利用。
Bカスミザクラ(霞桜) 別名:毛山桜
自生地:北海道、本州、極まれに四国、九州
(日本海側、冷涼な地域に多い傾向)
ヤマザクラに似て、花や葉が有毛である場合が多い。
同地域では、ヤマザクラよりずっと花期が遅い。
Cオオシマザクラ(大島桜)
自生地:伊豆諸島、伊豆半島南部
花は白色で若葉と良く調和し優雅な美しさがあります。
厚く無毛な葉は、塩漬けし桜餅を包む葉に利用。
Dエドヒガン(江⼾彼岸)
<2017-03-30 狭山公園・植栽>
自生地:本州・四国・九州
彼岸の頃咲き出す早咲き種
萼筒の付根が玉のように丸い
花柄・萼筒などに密毛あり
生命力強く長寿
(有名な古木の大半が本種)
本種の枝が下垂するものが
シダレザクラ
早咲きで葉より花が先に
咲く種(ソメイヨシノ)、
枝垂種などの交配親
Eチョウジザクラ(丁字桜)
自生地:東北地方の太平洋側の低山地、
関東地方、中部地方の山地
花弁が小さく萼筒が太く長い形を「丁」の字と見做した。
Fマメザクラ(豆桜) 別名:富士桜、箱根桜
<2016-04-22 鶴峠〜奈良倉山>
自生地:富士・伊豆・房総を中心とする地方
低木。小さな花を下向きにぶら下げて咲かせる。
萼筒の付根がプクリと膨らんでいるのも豆っぽい。
葉柄に上向きの柔毛が多い。
Gタカネザクラ(⾼嶺桜) 別名:峰桜
自生地:北海道、本州奈良以北の亜高山帯
小高木。 花色花形変化が多い。
萼筒の付根は膨らまない。葉柄はほぼ無毛。
自生地では5〜6月の開花
(似ているマメザクラとの相違点)
北海道のチシマザクラはこの桜の仲間。
Hミヤマザクラ(深山桜) 別名:白桜
<2017-06-19 雲取山>
自生地:北海道〜九州
(南下につれ亜高山帯分布)
花期は遅く 5下〜6月初
花色 白
花径 1.5〜2.0cm
花弁は丸く先が割れない
総状花序(房咲き)
花柄に褐色の密毛あり
実は暗紫色に熟す
(8月に試食し苦かった)
Iカンヒザクラ(寒緋桜) 別名:緋桜、緋寒桜
<2017-04-01 狭山公園・植栽の咲残り>
自生地:中国南部・台湾
(古く琉球列島や⿅児島県等に
流入し野生化)
花は平開しない鐘形
色は濃紅色
余り「桜らしく」見えないが、
多くの赤みの強い早咲き品種
(河津桜など)の
交配親となっている。
桜たちの写真をファイルから引っ張ってくる時間がとれないので、とりあえずここまでで。 時間が取れ次第、追補いたします。
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紀伊半島の自生地へ行ってみたいですね〜 ただ桜マニアがどっと押し寄せて根周りを踏みつけて弱らせないか心配なので、どうぞ見に来てください、とならない内は自粛しようかな。 我慢できるかな・・・
「文部科学大臣賞受賞」おめでとうございます!! やはり、大きな哀しみ苦しみ悩み迷い…作品を生み出すエネルギーに成り得ること、教えて頂きました。ありがとうございます。