2018年04月30日

囁いて欲しい ササバギンラン

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【ササバギンラン/笹葉銀蘭 Cephalanthera longibracteata 】
 ラン科キンラン属
 多年草 地生ラン
 花序、葉裏、葉縁に短毛あり
 下から2つの花の苞葉が花序の高さと同じ位か長い

 キンランと同じほどの背丈で、こちらをギンラン、ギンランをヒメギンランとでも呼びたいようですが、いかんせん、ササバギンランは個体数が少なく、数の上では小さなギンランの圧勝です。

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・・・と、ここまでは背丈も30cm程と大きくて、一目でササバギンラン!と分かるのですが、

P4240705ササバギンラン (443x590).jpg

こちらは、この写真だけでは分かりにくいですが、実は下の写真のように柵の下の10pほどの隙間に生えていたのです。

P4240706ササバギンラン (443x590).jpg

こんなに小さいとギンラン?と迷ってしまいますが、花序の下2枚の苞葉が長くて、葉も笹のように細長いので、やはりササバギンランだと思います。

P4240707ササバギンラン (210x280).jpgP4240760ササバギンラン (210x280).jpg

上の右の株は、葉は丸みがあって背も低くギンランっぽいのですが、花序の下の苞葉が長くて悩ましい・・・。 こういう時は短毛があるかどうか確かめれば良かったのですが、そういう時に限って見ていない。  やはり図鑑や図鑑の記載に頼らず、たくさんの個体を実際に見て見分けていくしかなさそうです。

P4301326ササバギンラン (187x280).jpgP4301412ササバギンラン (210x280).jpg

P4301430ササバギンラン (443x590).jpg

P4240776ササバギンラン (210x280).jpgP4240777ササバギンラン (210x280).jpg

こういう見るからにギンラン!というのは、ハッキリしていて助かります。

P4301413ササバギンラン (440x330).jpg

上から花序を見るとらせん状に花がついています。

P4301324ササバギンラン (393x590).jpg

キンラン > ササバギンラン > ギンラン の順で花の開き方が大きいです。

P4301318ササバギンラン (210x280).jpgP4301436ササバギンラン (187x280).jpg

ササバギンランはかろうじて花の中の様子が窺えますが、いかんせん小さくて風が強くて苦戦。

P4240683ササバギンラン (443x590).jpg

こちらは一足先に花が終わり変色し始めていた株で、既に子房が膨らんできていました。

P4240686ササバギンラン (443x590).jpg

蘭の仲間のタネは粉のように細かく無数に風に乗って飛んでいき、菌根菌と共生できる条件の合う所に着地したものだけが育って行くことになります。 それにしても、あの鉄柵の下のササバギンランは何が気に入ってあそこに生えたのか話せるものなら聞いてみたいものです。


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posted by 山桜 at 23:08| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お早うございます。4月も終わりましたね。
Posted by ヤッホ at 2018年05月01日 05:22
◆ヤッホさん、おはようございます。
 こちらではまだ卯の花(ウツギ)は蕾なのに、はや皐月なんですね〜 月の名前も関西中心なのを改めて思います。
Posted by 山桜 at 2018年05月01日 08:08
ササバギンランは何が気に入ってあそこに生えたのか話せるものなら聞いてみたいものです。・・
可憐を感じさせる花ですね。
Posted by 紀州の流れ星 at 2018年05月01日 11:03
◆紀州の流れ星さんへ
 割りに希少な花と思っていたのに、遊歩道と植え込みを隔てる柵の下に並んで咲いていたので、ビックリでした。 あんな堅そうな土でも菌類と共生出来ているのでしょうか。 
Posted by 山桜 at 2018年05月01日 13:10
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