2018年10月02日

狐の孫 と 烏の胡麻

                    
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「狐の孫」「烏の胡麻」
と書けばイメージしやすいので頭に入れてしまえるのだが、種名はカタカナ表記が標準化されているので、どうしても
「キツネノマゴ」「カラスノゴマ」と書かれているので、ややこしくなる。 

 植物に詳しい人でも、頭で分かっていても口が言い間違えることが良くあって、混同しやすくて要注意なものだ。

 試に「キツネノゴマ」「カラスノマゴ」で検索してみると、書き間違えている例が色々と引っかかる。 自らを振り返っても、今までにきっと何度も言い間違え、書き間違えてきたことと思う。 我々の大先輩でも「どっちもあるんだよ」等と、冗談tも本当ともつかないことを仰るので、その2種の植物もあるのかと思って調べてもそれらしきものはみつからなかった。 

PA026771キツネノマゴ・シジミ.JPG
キツネノマゴ/狐の孫 キツネノマゴ科キツネノマゴ属
 小さな花の集まりである花序の部分が、小さなキツネの尻尾のように見えることから、キツネの子より更に小さな孫と覚えると忘れない。 小さなピンクの花は一斉に咲き揃わず、下から順に一つ二つばかりポツポツと咲くので目立たないが、シジミ蝶にとっては貴重な蜜源の一つのようで、丁寧に花を廻って吸蜜していた。

 P9065472ハグロソウ (207x310).jpg 同じ科のハグロソウの花は、良く似た形でキツネノマゴよりはかなり大きく、黒味を帯びた葉に映えて人目を引くが、こちらも一つばかりポツンポツンと咲くところは同じで、実に控えめな仲間だ。 

 このように日本ではとても控えめな「カラスノマゴ科」の植物が亜熱帯〜熱帯に行くと、物凄く派手な色合いで華やかに変身する。 どちらが好みかは別として、この話題はまた後日。



DSC_0208カラスノゴマ (371x660).jpg
カラスノゴマ/烏の胡麻 アオイ科カラスノゴマ属
 この黄色の花が終わった後の細長い実が伸びて、中に沢山の種が詰まっている様子が胡麻の実に似ている、と思った昔の人の小さな植物に向けた目、特にこのような目立つ綺麗な花よりも、生きるに大切な「胡麻の実に似ている」ことが着眼点な所に、現代との価値観の相違を感じて面白い。
 黄色の花の真ん中に長く突き出ているのは仮雄しべで、花粉の葯のある本物の雄しべはその下に短く控えている。 仮雄しべで誘っておいて、蜜の近くまで入ってきてくれた虫にだけ無駄なく花粉を付ける省エネなのか。
 


posted by 山桜 at 23:45| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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