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屋根が飛ばされるのでは・・・との恐怖に眠れぬほど家を揺らし、凄まじい暴風を轟かせ荒れ狂って通り過ぎた台風24号、そろそろ森の様子を見に行っても大丈夫かなと恐る恐る出かけてみました。 流石に公園管理の方々が一生懸命手当をしてくださって、道などは通れるようになっていたものの、森の被害は歩を進めるほどに明らかに・・・

トウカエデの森はもぎ取られて落ちた枝が山になって折り重なっていました。 無数に落ちて異臭を放っているギンナンで地面が黄色く見える所も・・・食べられる中身のタネの部分は殆ど拾われていて、流石の素早さでした。

いつもは渡れる橋が通行止め、行く手を遮っていたのは毎年沢山のシダーローズを落としてくれていたヒマラヤスギの大きな枝でした。 もぎ取られた傷口の痛々しいこと・・・

普段は高い梢でなかなか見ることのできない「ちびトトロの卵」も枝ごと沢山落ちてしまっていました。




既に上部は片づけられていましたが、ソメイヨシノも薙ぎ倒されていました。 この辺りの桜は一度堤防工事で植え替えられたものだったかもしれません。
そして神社に向かう空に違和感が・・・こんなに空が広かったでしょうか??
「うわっ!!」
息を飲むような信じられない光景でした。 あの大きなヒマラヤスギが2本並んでひっくり返っているではありませんか!



倒木の直ぐ向こうに立っている人と比べれば、その大きさがお分かりかと思います。 近くにお住いの方々は、その時、世にも恐ろしい音と振動に震え上がられたのではないでしょうか?

こんな木が倒れてきたら、人間なんて、ひとたまりもありません。 今回、電車を20時に全て止まらせて早い帰宅を促したことは大変な英断でした。

氷川神社境内のお稲荷さんの鳥居も北側に倒れていて、南から北に突風が吹きぬけて行ったことが分かります。

こちらでは3本の株立ちがパックリと分断されていました。
このところの台風の風の強さは想像を超えています。 このような巨木が薙ぎ倒されるのですから、我が家のカミキリムシに根元をやられつつあったリンゴの木が倒れるのは当然でした。 しかし、この世にはその程度に傷んだ樹木は無数に有る筈で、いつどこで倒木の被害に遭うか分かりません。 今は助かったように見える木でも、次はどうなることか・・・。
我が家でも木々の根元を再点検し、頭でっかちでバランスの崩れた木は早急に剪定してやらねば!
今年は異常ですよね。
どれほど凄まじい暴風が吹き荒れたのでしょう。言葉がありません。お見舞い申し上げます。
流れ星さんの遭われた被害も本当に大変なことでしたね。 「平成」という年号の終わりの年というのに酷く荒れますね・・・早く納まって欲しいものです。
紀州や九州の方々からみれば、これぐらいで大騒ぎするなんて・・・と思われるかもしれませんが、東京で生まれ育った私には、何もかも初めての経験で、大自然の猛威にただただ慄くばかりです。
この先、何が起きるか想像できない恐怖感があります。 若い次代の天皇陛下に何とか天地を納めて頂きたいです。