2018年10月21日

奥多摩の不思議空間(1) 大寺山

                    
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 あれは真夏、猛暑のまっ只中だった頃の奥多摩ハイキング、実際にこの目で見た筈なのに、まるで夢だったような、今、こうして思い出してみても、どこか異国か異空間を歩いたような不思議な光景だった。

P8034766金風呂バス停1054 (443x332).jpg
先ずは登山口のバス停名からして「金風呂」とはいかに・・・「きんぶろ」ではなく「かなぶろ」と読む。 この辺りのバス停には珍名が多く、メディアに取り上げられることも多いが、はっきりとした地名の由来は示されていない。 温泉が出た地域らしいが、多くの源泉は湖底に沈み名前だけが残ったのだろうか?
漢字は後付けなので、音だけで「かな・ぶろ」としてみると「かみな・むろ」=「神様の宿る山(御室)」の可能性もありやなしや?

P8034768金風呂旅館1100 (210x158).jpg P8034769大寺山登山口1100 (218x290).jpg
「すずめのお宿」などという結界めいた名前の旅館を横目に「大寺山」登山口に入る。 

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カワラナデシコ(大和撫子)に ヒオウギ(檜扇、秘奥義)のお出迎えも意味深なこと。

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P8034775イヌザンショウ1114 (210x140).jpg P8034777イタチハギ? (210x140).jpg
イヌザンショウ(犬山椒)にイタチハギ(鼬萩)とは、何の魔除けかと。

P8034778?神社1118 (210x158).jpg P8034779石塔群1118 (210x158).jpg

由来の分からない神社には、こちらも縁の分からない大小の石群が並ぶ。 湖底に沈んだ村から移され祀られているのかもしれないが、何も書いていないので分からない。 話を聞こうにも炎天下に人は見当たらなかった。

P8034780石塔群1118 (210x158).jpg P8034781石祠1118 (218x290).jpg

まだまだ続く石碑群・・・一つ一つ刻まれた文字を確かめる時間も無く、せめて小さな祠に手を合せる。

P8034782廃屋1120 (218x290).jpg P8034784道標1120 (210x158).jpg

焼杉の美しい廃屋には、住んでいた人の住まいへの愛情が残されているように感じた。 

P8034785石窟1120 (218x290).jpg P8034796崩壊路肩1134 (210x158).jpg
こちらにも小さな石室が・・・   先の台風の影響か大きく削られた路肩

P8034803廃ミキサー車1142 (210x158).jpg P8034787崩壊斜面1128 (210x158).jpg
ミキサー車が落ち葉に埋もれ、林道の斜面は、あちこちが崩れている。

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「日本山妙法寺」と書かれた建物

「日本山妙法寺」とは何ぞやと検索してみると、ナント! 次のような一文が・・・

 「本年(2018年)は、「日本山妙法寺」開創百周年にあたります。大正7(1918)年10月22日、中国遼陽(旧満州)に最初の「日本山妙法寺」が開創されました。」

 えっ、10月22日って明日ですよね。 ちょっとゾクゾクして来ました。 何故急に今頃この記事を書く気になったのか、何かに書かされているのか? 少し怖くなってきましたが、もう成り行きで続けます。 せめてもの抵抗で、その宗教法人について、ここには詳しく記しません。 ご興味のある方は、お調べください。 

 ざっといえば、世界平和を祈念して、このような仏舎利塔を世界中に建立しているようです。 その財源は何なのでしょうか・・・。 あまり深入りせず、不思議の世界をご覧ください。

 繰り返しますが、ここは日本の奥多摩湖畔の山中・・・奥多摩の名だたる山々の頂から見える「謎の白い巨塔」の正体がこちらです。

青空に聳え立ち、白く輝く仏舎利塔
P8034807仏舎利塔1158 (443x332).jpg

P8034808仏舎利塔1159 (443x332).jpg

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おそるおそる緑の階段を登ると、年月の経過で傷みも目立つ床はふわふわと浮き上がるような感触。 まさか「雲上」を現している訳ではありますまいが。 その四面には、誕生から入滅までの金色の釈迦如来像が安置されていました。 

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「誕生」: 無憂樹(マメ科)の木の下、母マーヤーの右腋から生まれ、七歩歩んで右手で天、左手で地を示し「天上天下唯我独尊」と唱えられたという場面

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「降魔成道」:印度菩提樹(クワ科)に座し、魔を振り払い遂に悟りを開いかれたという場面

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「初転法輪」:初めて弟子に法を説かれたという場面(真ん中に法輪)

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「涅槃」:娑羅樹(フタバガキ科)の下、入滅されたという場面

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昭和三十四年四月二十日建立 日本語とヒンドゥー語?

奥多摩の山々から見えるということは、奥多摩の山々が殆ど見渡せるという、正に「神の座」と言える程の素晴らしい眺め。 この地を選んだ目はすごい。 ただ、日本人なので、神社だったらよかったのに・・・と、つい思ってしまう。

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暫し不可思議な異空間に身を置いた後、下山に向かいふと振り返ると・・・

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お釈迦様が手を振りお見送りくださって・・・? ありがたいことです。 足元にはヒメヤブラン

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登りは嘗て仏舎利塔建立の工事車両を通すための林道でしたが、下りはなかなか急斜面の山道。 しかも両側が湖に落ちる斜面というスリリングさ。

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青い湖面が近づき、やっと「陣屋」というお蕎麦屋さんの裏手に到達。 勿論、こちらから登ることも出来ますが、振り返るだに大変そう。

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「深山橋」       「陣屋」

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陣屋さんの田楽でビール、お蕎麦で締め。

さて、陣屋を出て・・・次の「三頭橋」を渡った先に、

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またまた不思議な空間があった・・・(つづく)


posted by 山桜 at 15:29| Comment(2) | 神社・仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ヒヤー、これは一体何ですか!
眩暈がしそうです。
世界は広い、多摩も広い、ですね。
楽しみに拝見しています。
Posted by 多聞 at 2018年10月24日 00:14
◆多聞さんへ
 ほんと、ビックリですよね・・・こういうものが有ると分かって登っても、実際に対面した時の衝撃と来たら・・・私はこちらの法人とは全く無関係ですけれど、その情熱には圧倒されました。

 多聞さんのコメントと入れ違いで(2)をアップしていました。 こちらもまたビックリでした・・・。
Posted by 山桜 at 2018年10月24日 11:59
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