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白日夢を見たような気持ちでまた橋を渡る(橋を渡るという行為自体、また異空間への入口だった訳ですが)と、

渓谷の集落を水底に沈めた湖は至る所で入り組んだ景観を現し、往時はどのような暮らしがあったのかと思いがめぐります。 ふと何かを感じて振り返れば、

あの白い巨塔のレーダーのような部分(実際は日傘を現しているそうです)が山の上から聳え出し、こちらを見下ろしているようでした。 見送ってくれているとありがたい気持ちになるか、監視されているのかとゾクッとするかは、気の持ち様でしょうか。


真夏の花サルスベリと晩秋の花ヤクシソウが、同時に咲いていました。 まるで「見るなの屋敷」のよう。
「えっ? これは何!?」

唐突に、林業で使っているとも思えない古びたケーブルの鉄塔が目の前に・・・

それも湖の向こう岸につながっている?? 一体何を運んでいたのでしょう? 実は下見の時には、その正体が分からず、帰宅して調べた所、それは・・・
ケーブルが続いているその先に向かう、苔むした階段を登ると、何やら緑陰から建物が覗いて見えました。


通路らしきものが途絶えたので斜面を攀じ登ると、プラットフォームのある駅舎が現れました。


なんと、ロープウェイに車両がそのままぶら下がっています。 興奮と驚きでブレブレです。
落ち着いてみれば、どのくらい経過しているものか分からないものの、それ程荒れても壊れてもいないままの姿で、木漏れ日の中に佇むロープウェイ・・・

明るい日差しの中で見たせいか、嫌な感じや不気味な雰囲気はありませんでした。

ドアも開いていたので、そ〜っと乗ってみると、

「みとうさんぐち」の駅名表示板。 ということは、向こう岸に「かわの」という駅も未だあるのでしょうか。(後で聞いた話では、残ってはいますが立ち入り禁止とのこと。 何故、こちらの駅は閉鎖もされず自由に入れるのかが却って不思議に思えます。)


動力部の部屋は、当然真っ暗ですが覗くことは出来ました。


プラットフォーム側から入ってしまったので、正規の入口に向かって逆に歩いての振り返りになります。( 先を急いでいて、適当にパシャパシャ撮ったので、暗い所の写真がブレていてごめんなさい。)

改札口からプラットフォームへ降りる階段・・・この辺りで「千と千尋の神隠し」の中のシーンを思い出しました。

駅舎正面玄関の間

駅舎正面玄関の外側

駅舎正面から左手に見える車両

再び降りて来た階段から振り返れば駅舎も見えていましたが、知らなければ見えないものですから、敢えて立ち入り禁止などのロープを張らない方が目立たないのでしょう。 登山靴でやっと登れるような道ですから、不用意に立ち入らずそっと静かに時の狭間に埋もれさせて置くべきだったかもしれません。 興味と好奇心が勝ってしまい、ごめんなさい。
(奥多摩湖ロープウェイは、湖を横断する夢を乗せて開業したものの、後に橋が架かったために客足が途絶え、持ち主は行方不明のままとのこと。 撤去するにも資金がかかる為、地元の方々も町も対応に苦慮しているのでしょう。)
千と千尋の神隠しの英題“Spirited away”な気持ちになりました。 このケーブルカーが湖を渡っていた風景を見てみたかったです。
み、みちゃったあああ((++))
さくらんのカブ話でちょっと怖くなって遊びにきたら
これだよおおお
さくらんの策略にはまったあああ←違
。。。失礼いたしました(こほん)
寒くなってきたからお体お大事に、って書くつもりが
別の意味でサムサムになったよ(笑)
しばらくバタバタしていて記事を拝見できてないから
また落ち着いてから楽しませてね♪♪
温度差に気を付けてちょ(^^)/
全然、怖くなかったから大丈夫だよ^^
亡くなった人も事故もゼロだったんだって。
まぁ、あんまりいかない方が良いんだろうね。
私はたまたま、縁が繋がっちゃったみたい。
これから出かけるので、また後でゆっくりね〜
すっかり肌寒くなって忘れてしまいそうですが、この夏の猛暑は凄まじく、山の上は未だ良いですが、麓を歩いている時は、朦朧となりそうで・・・そんな時の白昼夢のような世界はインパクトがありました。 やゆよさんのように、暑さも引いてひんやりとしたかもしれません。 仰る通り、日本の自然は容赦なく人の痕跡を呑みこみますね。
六甲山系、端からは端までまで歩きたいんです! 植生がこちらとは違って面白そうです。
パソコンに向かいたくない時ってあります。 私も随分ご無沙汰していました。 気持ちのまま、束縛されずに過ごされてください。 私は、今は書きたいことは沢山でも、向かう時間がとれません。
お腰の具合が快方に向かわれたとのことで安堵しました。 痛みがあるとやる気も萎えますもの。 休んでいる間にお好きな読書が沢山できますね。 また面白いお話、聞かせてください。