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「浮橋」を渡って見上げると、「鶴の湯温泉」が見えました。 女将さんの具合が良くないということで、少なくとも来年の3月までは休業とのこと。

奥多摩湖の周りは「温泉」だらけですね。 源泉は湖底に沈んで、そこからポンプか何かで引き揚げているのでしょうか? どうしてあんなに高い所に温泉があるのか不思議です。 そしてどうして火山も無いのに、そんなに温泉が湧き出ているのかも不思議です。 どんな地脈が流れているのでしょう。
そんなことを考えて道の先を見れば、古墳のような火山のような綺麗な三角の山容・・・

そこが目指す「小河内(おごうち)神社」のご神域です。

早速、道案内の「猿田彦大神」がお出迎えくださいました。


参拝者の為に藤棚のある休憩場所を提供してくださっているのは、参道入口の優しい方。 氏子さんなのでしょう。 猿田彦さまの化身かもしれません。 渡って来た浮橋が綺麗に見渡せました。

またもや夢幻のような美しい湖の風景なのに、電線が邪魔ですね。 ありがたい電気を送ってくれているのに罰当りですが、風景的には興醒めで・・・ごめんなさい。

余りにも嬉しい出会いで一足先にご紹介してしまった、耳をクルクルしてお話してくれるカモシカさんのお出迎えです。 本当に澄んだ美しい目でまっすぐ見詰められ、心の底まで見透かされた気持ちになりました。
その記事はこちら⇒ 「ニホンカモシカ 耳をクルクル」

長い長い真っ直ぐ歩けないような急な坂道、暑い暑い日でした・・・やっと辿りつき小河内神社の鳥居を拝めてホッとしましたが、今度は長〜い階段です。 (左手に優しい女坂があったのに気付いたのは帰り道でした。)


喪中の身ですので、これ以上踏み込むのは控えここで、手を合せ首を垂れました。

神社の向かい側の小山の上に梯子が掛かっていたので上ってみると、小さな祠が祀ってありました。 ご由緒などは何もなく、静かな佇まいでした。

その小山の上からの小河内神社

慰霊塔にも手を合せ・・・バスの時刻に間に合うように、また坂を下りていく途中、あのカモシカが見送っていてくれて、何だかジーンと心が温まるような別れが寂しいような気持ちでした。

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奥多摩湖周辺は、奥多摩の中でもアクセスしやすい観光地でもあるのですが、そんな中に人々から忘れられたような静かな空間がポツリポツリとあって、何だか訪ねたくなるのです。
10月は4日しか家におらず、殆ど山山山の日々でした。 9月の天候がいまいちだった分、爽やかな秋晴れの山歩きは最高です! それなのに未だ8月分の山歩きの記事を書いているという・・・もう、山行記録が山積のまま、また山です。
こちらも大木が倒れたり折れたり酷い被害で、未だに片付けきれない倒木があちこちに遺されたままです。 台風の塩害や強風被害で、紅葉する前に枯れたり散ったりしてしまった葉も多く、今年の紅葉は今一つでが、やっとモミジの仲間が赤く色づいて来て青空に映えてうっとりです。