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(2月9日に掲載した記事を実施日の1月8日に移動)
氷点下の気温、明星輝く夜明け前に家を出ての早朝の集合時間にも関わらず、御嶽駅に勢ぞろいされた参加者の方々の白い息が、出発前の機関車のように意気軒昂! 体操で更に身体を温めて、早々に駅の階段を下る。
更に御岳渓谷への階段を下りると、清らかな水の流れせせらぎの音に包まれ、初詣前の禊のひと時。


「多摩川」


「御岳渓谷」沿いの道


「杣の小橋」と発電所(11月の下下見時)

コボタンヅルの実 左下のセンニンソウと同じセンニンソウ属(クレマチス属)の仲間。 花も実も似ているが、よく見ると白い髭の長さもタネの形も違う。


センニンソウの実 酋長のようなアジサイの冬芽
冬芽の観察の最初の一歩にお薦めなのは、虫眼鏡なしでも観察可能なアジサイの冬芽。 一つ一つ微妙に表情が違って面白い。 酋長というか、ハワイのカメハメハ大王みたい?


「神路(かみじ)橋」への階段


神路橋と橋からの眺め(11月の下下見時)

神路橋からの眺め すっかり冬景色


渓谷から上がる道 ナンテンの実


柚子 ピラカンサ


真っ赤な御嶽神社「一之鳥居」 榎本武揚揮毫の石碑
旧一の鳥居についてはこちらをご参照ください。→ http://park2.wakwak.com/~ome.net/24bunkazai0142.html

様々な表情のお地蔵様に今日の無事を祈って手を合せる
入口に琴平の石碑が立っていた階段は、地図に依れば琴平の滝などのみられる道に続く模様・・・


神寂た神社の鳥居 幾つか仰ぎ見た登ってみたい階段の一つ


風情のある茅葺屋根 天狗さんのような冬芽


スギの実 キヅタの実




「大沢川」


「光仙橋」 「琴沢橋」ここから右は滝本川、左は琴沢


小さな白い卵のようなスズメウリの実、カラスザンショウの実は剥きたてのミカンのようないい香り


真っ赤な「石津橋」は模様替えの最中 一枚足りない緑の透かし絵が気になります。


オオバアサガラの木と実のアップ


ノキシノブ(シダの仲間) キヨスミイトゴケ(コケの仲間)


イラガの繭 ウスタビガの繭

「奥多摩新四国八十八ヶ所第四十番札所」


苔むした「滝本の洪水防石」はバス停広場の片隅にあり、往時の名残を留めて堂々たる風格ですが、乗降客の中に気付く人は殆どなく、歩いて登ってこそ目に留まる遺構です。


やっと普段降車するバス停に到着、「この坂が今日一番の難所です」といつもは苦しむ急坂が、ここまで歩いて来て温まった身体では難なく登れて嬉しい。 時間があれば立ち寄ってみたいと思いながら素通りの「御影神社」

ついに歩いてケーブルカー滝本駅下に到着!
(つづく)
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> 歩いて登ってこそ目に留まる遺構です
本当にそういうことってありますよね。実感です。道中の珍しい生きものの数々、それに溶け合うように佇む人工物、素敵なコースを有難うございましたm(_ _)m
関取の人気と同時に御嶽山も人気の場所になる気がします
ちなみにわが村で最も高い山で日本百名山にも入っている「安達太良山(あだたらやま)」は、地元では古くから「だけやま(嶽山・岳山)」と呼ばれています。
東京では高尾山と並んでケーブルカーがあって登りやすい山の御岳山なのですが、高尾山は歩いて登る人の多い中、御岳山は駅から離れていることもあり、バス&ケーブルカーの利用が普通になってしまっています。 それで、この御世代わりの年に、全部歩いて登るハイキングを企画してみました。 現代と過去を行き来するようなハイキング、面白かったですよ〜♪ ながくなってしみませんが、この続き(4)までありま〜す(苦笑)
紛らわしいのですが「御嶽海」関のご出身は長野ですので、こちらの奥多摩の御岳山ではなく、木曾の御嶽(おんたけ)山の方と思います。 「おんたけのうみ」と言わないのは、何がしかの配慮があるのでしょう。
本家の木曾の御嶽(おんたけ)山に遠慮して、こちらでは御岳(みたけ)山と謙った文字と読みを使用しています。
2017年7月にも「御嶽と御岳」で書きましたが、JRの駅名が「御嶽」になっているのは、武蔵御嶽神社の入口駅であることからです。
安達太良山は智恵子抄の詩のイメージが強くて、なにか柔らかな山と思っていましたが、「嶽山」と聞けば、ぐっと雰囲気が違ってきますね。