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西洋タンポポと日本在来種のタンポポの見分け方は、在来種の総萼片が下向きに反り返らないことと、ご存知の方も多いと思いますが、今回は、淡路島の伊弉諾神社境内に咲いていた関西タンポポと家の近くに咲いていて関東タンポポの違いを観察してみました。
先ず、カンサイタンポポの第一印象は、「あれ、花が小さい・細っそりしている」でした。 こうして比べてみると、その印象が間違いなかったことが分かります。
以下、全て左側がカンサイタンポポ、右側がカントウタンポポです。
<2019-04-27 淡路島> <2018-04-20 狭山丘陵>


カンサイは舌状花が少なく、花径が小さい(2〜3p)
カントウは舌状花が多く、花径が大きい(3.5〜4p)


総萼片(花の下の緑の部分)の形が、
カンサイは細っそりとしたコップ型、
カントウは丸いお椀型


カンサイの総萼片はすっとしているが、カントウは、総萼片の外片に突起がある(膨れている)
さぁ、それでは、下の写真のタンポポはどちらでしょう?
もう、お分かりですね〜(^0^)!

タンポポに関して言えば、関西と関東の間に、東海タンポポも分布しています。
農家の方が草刈をされ、手入れの良い土手や畔があるとカントウタンポポは元気なのだと聞きました。 御地はそのようなイメージだったのですが、西洋が多いのですね。