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「六甲山」といえば、阪神の応援歌「六甲おろし」ぐらいしか知らなかったのに、いつの間にかKさんの親友、ケロ、そしてハイキングのお客さま・・・と、ご縁が繋がって、この地を訪れている不思議。
「六甲」というからには、6つの甲羅型の山でも連なっているのかと思ったら、武庫という地名があって「武庫の山」と呼ばれていたのが由来らしい。 もう一説は、単なる「向こうの山」という呼び名から発生したものだとか。 つまり、「ろっこうさん」ではなくて「むこうやま」が、元々の名前で、それに「六甲」の漢字をあて、遂には読み方も「ろっこう」となったという訳だ。
4月に登った武蔵御岳山の奥ノ院も「甲羅山」の異名を持ち、ヤマトタケルノミコト(倭建命・日本武尊)が武具を収めたことから「武蔵(むさし)」という名が起こったと伝えられている。 「六甲」と「甲羅」、「武庫」と「武蔵」、ご縁が続くときは、何となく関連づくようなことが次々と目の前に現れるもので興味深い。
さて、前置きが長いのは毎度のこと・・・その「六甲山」に登って来た。
【コース】阪急・芦屋川駅〜大谷茶屋〜風吹岩〜雨ヶ峠〜七曲り〜一軒茶屋〜六甲山最高峰〜住吉(魚屋)道〜有馬温泉
阪急・芦屋川の駅前は、御世代わりGW絡みの10連休で大混雑。 お弁当と飲み物を買えるコンビニが、六甲山とは反対側の出口の方にしかないことを知らずに出遅れたら、長蛇の列で思わぬロスタイムとなった。 しかし、ここで仕入れなければ、その先にお店はなさそうなので、どうにも仕方がない。 次回は前もって準備しておこう。
<2019-04-28>


芦屋川沿いの道 高座川沿いの登山道入口


ウラシマソウ 大谷茶屋近くの滝

ふと振り返ると、海が見えた。 山に登って間近に海を見るのは、鳥海山以来だろうか?

マルバアオダモの繊細な白い花、モチツツジのピンク色が新緑に映える


マルバアオダモ タニウツギ


頭上には ハゼノキ 足元には コシダ

風吹岩 から 瀬戸内海の眺め

餌付けされたのか、人に慣れきったイノシシが出没
六甲山でたくさん見かけた花の一つ

ムベ 常緑のアケビの仲間で、実はアケビのように爆ぜない。 白いブラシのような花は、花柄に葉の無いイヌザクラ


ミツバアケビ/三葉木通 シハイスミレ/紫背菫


ニオイタチツボスミレ/匂立坪菫 ナガバノタチツボスミレ


アカフタチツボスミレ/赤斑立坪菫 くり貫かれた切通しの道

コバノミツバツツジ/小葉の三葉躑躅


コバノミツバツツジ 散り椿 ヤブツバキ


六甲山最高峰931m ツボスミレ・ニョイスミレ/坪菫・如意菫
六甲山最高峰よりの眺め


山頂から海に広がる景色が望めること・・・




なだらかな山並みがどこまでも続いていくのが見渡せること、このような景色を見たのは初めてかもしれない。 奥多摩や関東の山々は高い山が連なるので、なかなかこのようにずっと向こうまで見渡すことはできない。




ムシカリ/虫狩 ニガイチゴ

シロバナウンゼンツツジ/白花雲仙躑躅

シロバナハンショウヅル


有馬温泉側六甲山登山口 有馬稲荷神社
鳥地獄、虫地獄 など、嘗ては温泉の湧き口だったような立札を見て、地元の方?に謂れを伺ったが分からないとのこと。


ウワミズザクラ
先程のイヌザクラと似ているが、こちらは花柄に葉が付いていて、花は小振り。


有馬温泉 うわなり泉源

有馬の温泉街で見かけたレトロな雑貨店 見事な藤の花に覆われていた。
ちなみに阪神の応援歌六甲おろしは福島県の偉人「古関祐而氏」の作った曲です。
イノシシは絶対に餌付けなど止めてください。害獣です。毎年、農家は被害を受け苦しんでいます。
「日光」は、元々の大和言葉の音に漢字をあてて、それが後に音読みになり、またそれに合わせて違う漢字表記になったという有名な一例ですね。
巧みに大切な本当のお名前を伏せて、みだりに口の端に上るのを憚ったのでしょうか? どこか暗号のようにも思えます。
六甲おろしが福島県の方の作曲とは知りませんでした。 才能豊かな方の多い県なのですね。
野生のイノシシを初めて間近に見て、ロングで写真を撮りつつ、猪突してきたら怖いと腰がひけていました。 この時は、誰も餌など与えませんでしたが、物欲しそうに一周して去っていきました。 東京の山も畑もあちこち穿り返されて被害が大きいです。 人と野獣の境界線を守っていた里山の荒廃が一因とも言われますが、成程、ここ六甲も直ぐ麓まで住宅地が迫っていました。
銃を持たない人間など怖くないことが、バレているのでしょうね。 舐められないように備えるか、また境界線を作るか等対応が迫られますね。
教えて頂いたので
見させて頂いております。
生まれてこのかたこの山を後立に
生きて来ました。
家からも学校からも職場からも
農業を少しかじった数年も
今の職場からも
今の自宅からも
親兄妹が眠る墓地からも
おそらく私がこの世から
サヨナラする時も
この山の存在を感じながらいくのでしょう。
東京の大学に行った親友が
違和感は六甲山の有無にあるんや!と
言っておりました。
しかし、六甲山の名の由来も知らなかったです(笑)
新婚旅行は、義父の個人タクシーに
乗せて頂頂いて今は無き六甲ホテルで一泊をし
翌日は電車移動で高野山の宿坊へ。
変な奴らでした(笑)
それにしても、凄く沢山の植物が
ある事に驚きました。
正に、見て見えずですよね。
お手数掛けました。懐かしの記事を見て下さり、ありがとうございます。
岡山から上京していた友達も、
「東京は山が見えんからおえんのんじゃ」
(すみません、岡山弁うろ覚えで間違っているかもしれません。今の朝ドラで少し思い出したので・・・)
と、方角が分からなくて困ると言っていました。
山と海の双方に恵まれた素敵な土地ですよね。こんな所に数年でも住めたケロが羨ましいです。お陰様で元気な時にあちこち歩けて幸いでした。
新婚旅行で高野山の宿坊とは、お互いの気持が合わなければ行かない所ですもの、相性ばっちりだったのですね。そういう相方とめぐり逢えたとことは今生の幸せです。
関東住まいの私からしたら、得がたい機会に珍しい植物を見逃すまいとして地を這うように歩いていました(^^;)
藤の花のお店、きっと「鬼滅の刃」人気で写真を撮る人が増えたのではと思います。