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六甲山で出会えた小さな白い花「シロバナウンゼンツツジ」 花も葉も小さいながら、他にない特別な雰囲気を感じるツツジです。 今年探しあぐねて、たった一輪の落花を見ただけのシロヤシオツツジの真っ白さとは異なる、ほのかに紅色を感じるような温かみのある色合いでした。
<2019-04-28 六甲山 魚屋道>



シロバナウンゼンツツジ/白花雲仙躑躅
ふつうのウンゼンツツジはツツジ属最小(葉身0.5-1.0cm)の葉を付け、裏主脈に平たい剛毛がある。花は淡紅紫色。
瀬戸内海沿岸地方に分布する白花ウンゼンツツジの葉は、一回り大きく、表面と縁に茶色の伏毛がある。
花径は1.0cm程で、上部に赤紫色の蜜標(斑点)、5本の雄しべは花弁より長く、雌しべは雄しべより長い。
ウンゼンツツジの三大自生地は、伊豆半島、紀伊半島南部、六甲山だが、六甲山や瀬戸内海沿岸部のものだけ白花をつける。
雲仙ツツジと聞けば、九州の雲仙岳で発見されたものかと思ってしまいますが、
・雲仙岳には、この種は自生しておらず、名前の由来がはっきりしない。
・古くは「コメツツジ」と呼ばれていた。 今でも和歌山県龍神村ではコメツツジと呼ぶ。
一方、標準和名が「コメツツジ」の別種も存在するので、紛らわしい。
・雲仙地方には、古くから「ウンゼンツツジ」と呼ばれていたツツジがあるが、牧野博士がその種の標準和名を「ミヤマキリシマ」と定めたことで、今もややこしいことに「ミヤマキリシマ(ウンゼンツツジ)」と表記されている。
六甲山でも中腹以上に分布(今は200m代の標高にも分布が下がった)とされているのを見れば、「仙人が住む雲上に咲くツツジ」程の意味かも知れませんが、どこかでいつか名前が取り違えられて伝わってしまったのかもしれませんね。
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