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初夏の標高1,000m辺りからのブナ・ミズナラの森で、物哀しいようなヒョ〜フィ〜シャカシャカシャカ・・・とヒグラシにも似た声で鳴くのは、エゾハルゼミ。
<2019-06-18 瑞牆山>
エゾハルゼミ♂
鳥に襲われでもしたか、左の前翅を失って落葉松の枝の上に落ちていた。
ミョーケン・ケケケケケ・・・と聞きなされていると良く書いてあるけれど、私にはどうもミョーケンとは聞こえない。 どちらかというとヌエの声とも言われるのトラツグミの不気味な鳴き声に出だしの部分似ているようで、最初に聞いた時は、「あれ、トラツグミ(夜鳴くはずなのに)、昼間に鳴いてる?」と思ったほど。
こうして沢山のエゾハルゼミの蝉しぐれに包まれると、嗚呼、今年も夏になったのだと実感する。
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可哀想に… やっと成虫になっても、何かしらのアクシデントってありますものね(涙)
こちらでも平地には居ないので、少し高い山や高原へ出かけてやっと声を聞くことが出来ます。
セミは成虫になってからは短いですが、幼虫で何年も生きているので、虫の中では長生きですよね。 このオスゼミは子孫を残せたのでしょうか・・・。