2019年06月29日

初夏の森のエゾハルゼミ



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 初夏の標高1,000m辺りからのブナ・ミズナラの森で、物哀しいようなヒョ〜フィ〜シャカシャカシャカ・・・とヒグラシにも似た声で鳴くのは、エゾハルゼミ。
<2019-06-18 瑞牆山> 
P6181942エゾハルゼミ (443x332).jpg
エゾハルゼミ
鳥に襲われでもしたか、左の前翅を失って落葉松の枝の上に落ちていた。

 ミョーケン・ケケケケケ・・・と聞きなされていると良く書いてあるけれど、私にはどうもミョーケンとは聞こえない。 どちらかというとヌエの声とも言われるのトラツグミの不気味な鳴き声に出だしの部分似ているようで、最初に聞いた時は、「あれ、トラツグミ(夜鳴くはずなのに)、昼間に鳴いてる?」と思ったほど。

P6284375エゾハルゼミ (443x332).jpg

 こうして沢山のエゾハルゼミの蝉しぐれに包まれると、嗚呼、今年も夏になったのだと実感する。
                    
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posted by 山桜 at 23:02| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こちらでは見ることも聴くことも叶いません><;
可哀想に… やっと成虫になっても、何かしらのアクシデントってありますものね(涙)
Posted by メダカの目 at 2019年06月30日 17:25
◆メダカの目さんへ
 こちらでも平地には居ないので、少し高い山や高原へ出かけてやっと声を聞くことが出来ます。

 セミは成虫になってからは短いですが、幼虫で何年も生きているので、虫の中では長生きですよね。 このオスゼミは子孫を残せたのでしょうか・・・。
Posted by 山桜 at 2019年06月30日 20:32
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