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さて、手前の「亀の水」でお浄めを済ませ、柿本神社の鳥居をもう一度潜り・・・



新しい鳥居の「柿本神社」扁額 旧い扁額と崩れた鳥居
改めてよく見ると、鳥居に修復の跡が・・・震災の痕跡と歴史の足跡を辿りつつ、先程の階段を上り返しました。


葵のご紋を有する五輪塔
既に記憶が曖昧ですが、何も由緒書きが無かったような…明石城主だった松平家に縁の供養塔でしょうか。

旧「子午線表示柱・トンボの標識」
昭和5(1930)年建立 地球型のカゴの上に、日本の古名「あきつ島」を象徴するトンボ(古名あきつ)を載せたもの。 この「トンボの標識」を目にしたことが、漫画家・松本零士氏が宇宙への思いに目覚めた切欠とのこと。 それだけの力が籠っているのを感じるインパクトでした!
トンボの標識で天を仰ぎ過ぎたのか、やっと柿本神社前に辿りついたのに、

「柿本神社」門 写真が斜め・・・すみません(。。;)

「人丸山」扁額
鳥取懸八橋 穴?井耕作謹書



狛犬さん 由緒書



「柿本神社」拝殿
何本もはためいていた赤い幟は、翌日の「令和」の始まりを寿ぐもので、きっと大賑わいだったことでしょう。
「令和」に込められた思いのように、美しい調和の時代となりますように…。


「柿本神社」扁額には、従一位勲一等源朝臣建通?八十九翁謹書
「柿本大明神」の方には、何方のお名前もありませんでした。

「柿本人麻呂さんのお姿と和歌」
皇(おおきみ)は神に
しませば天雲(あまくも)の
雷(いかづち)の上に
いほりせるかも
このような書が少しは読めるようになったのも、ももり先生のお蔭です。
(原書を探しました)
天皇御遊雷岳之時柿本朝臣人麻呂作歌一首
皇者 神二四座者 天雲之 雷之上尓 廬為流鴨

上の和歌が刻まれた石碑。 「仮名遣いも散らし書きも、書き手によって色々なのがまた面白い」ということも教えて頂きました。



「八房の梅」
さてさて、この「八房の梅」のご由緒を拝見していた頃でしょうか、一人のご婦人が近付いてらして、
「ご朱印を頂きたいのですが、何方もいらっしゃらないようで…」
と、訪ねられました。
平成最後の日、私もご朱印が頂けたらいいなと思っていたので、一緒に社務所の様子などを伺ってみたのですが、いつもは外に下がっているであろう位置に呼び鈴が出ていませんでした。『お出掛けなのでしょうね』と諦めましたが、ご婦人は遠くからわざわざ、ご朱印を頂きにいらしたということで諦めきれぬご様子で、お隣のお休み処の方にもお尋ねに・・・。 心静かに過ごしたかったので、そ〜っとお暇しました。 神職さん方は、翌日の「令和」の始まりに向けて、潔斎されていらしたのでしょうか。
ご朱印婦人のお供で写真を撮り忘れましたが、「八房の梅」と並び有名なのが、
ほのぼのと明石の浦の朝霧に
島がくれゆく舟をしぞ思ふ
この人麻呂さんのお歌に因む伝説のある「盲杖桜」の木。
「盲杖桜(もうじょうざくら)」の伝説
筑紫国から参拝に来たひとりの盲人が、人丸塚に7日間参籠したのち、和歌を一首詠んだ。
ほのぼのとまこと明石の神ならば
一目は見せよ人丸の塚
すると片目が開いて見えるようになったが、すぐにもとに戻ってしまった。 そこで盲人はさらに7日間参籠して、下の句を変えて詠んだ。
ほのぼのとまこと明石の神ならば
われにも見せよ人丸の塚
今度は両目が開いて見えるようになり、前回のようにふさがることもなかったので、彼は不要になった桜の木でできた杖を社の前に突き刺して帰ったところ、やがてその杖から根を生やし花が咲いたという。以来「盲杖桜」と呼ばれ、人々に親しまれている・・・とのこと。 次のお参りは、この桜の咲く頃がいいかなぁ

「亀の碑」
ご祭神の人麻呂さんの略歴が、漢字でびっしりと書かれた石碑を、亀(贔屓)さんが背負っています。 なんでも、 一息で全部読むことが出来たら下の亀さんが動くのだとか・・・。 いやいや、私には途切れ途切れに読むのさえ、とても無理です。

柿本神社から振り返る景色には、明石市天文科学館の塔が聳えていました。
この後、明石大橋を望み、月照寺へ参拝と続くのですが、人丸山を下りて東の鳥居前にて「柿本神社」篇を終わります。

柿本神社 公式HP
http://www.kakinomoto-jinja.or.jp/

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この前遊びに来た時はまだ一話目だったのに(笑)
お写真と記事からうまく表現できないんだけど
重厚感ある不思議な気を感じられたよ。
和歌もわざわざ読みを書いてくれてありがとう。
やっぱりあの和歌にぐっときたな。
どうしても亀さんの(聖獣?)上にあると
浦島太郎さんとかぶっちゃうんだよね、
異世界に行ってないはずなのに☆彡
ようやく柿本神社まで辿りついたよ〜
あの日から2か月以上かかって・・・遠かったなぁ
明石に来てから亀さんにばかり出会うのは、
海が近いからなのかな?
やっぱり亀さんは異世界と人の架け橋なのかもしれないね。
この後、不思議なものを見てしまって、追い駆けるんだ…。