2019年07月14日
鎌倉とんぼさん、お安らかに・・・
鎌倉とんぼさんご撮影の蓮の花
長い間、山桜のPCの扉の背景に使わせて頂いておりました。
思い起こせば、既に20年近くの長きにわたり勿体無いご縁を頂き、いつもいつも温かく癒し励まし救いの手を差し伸べて下さった鎌倉とんぼさんが、7月5日に急逝されていらしたとのお報せに昨日接し、愕然と言葉を失い震えが止まらず、ただただ今もって信じられない気持ちでぼうっと手を合せ佇んでおるばかりでした。
このままでは、何をする気持ちにもなれないので、また書くことで落ち着けたらと思い、書き始めます。
つい先月まで、いつもと変わらない元気なご様子で拙ブログにもコメントを頂戴し、「夏越の大祓」の為の「人形(ひとかた)」を送って下さっていました。 その時のお便りでお引越しをされたと伺い、SNSの書き込みで喉の痛み等も書かれていらしたので、お引越しで大分疲れていらっしゃるのではと心配してお送りしたメッセージにもお返事がなく、このようなことも初めてでどうされたのかと按じておりました。
そして、いつもは大祓の後には直ぐにお札やお守りなどをお送りくだされていたのに、今回は一週間が過ぎ十日が過ぎ、二週間になろうとしてもお便りが無いので、流石にこれはご体調が勝れないのではと不安な思いでSNSを開いたところ、丁度その日に急逝のお報せが、おそらくはご家族さまによるプロフィールの更新の形で記載されていて、愕然、呆然自失。 何故か鎌倉とんぼさんが書いてくださった「吉祥天」の梵字(種字)が急に大きく目にとまり、手を合せたばかりのことでした。
鎌倉とんぼさんには、本当にいつも助けて頂いてばかりでした。 この三月の主人の三回忌には、鎌倉とんぼさんに設計していただいた五輪塔を建立し、納骨と三回忌の供養を執り行うことが出来ました。 一人娘のケロがお墓の継承で悩むことのないように、いつかは五輪塔をと主人とも話し、願っていたことが実現したのも、鎌倉とんぼさんのお導きのお蔭です。
清々しい白御影石に薬研彫で刻まれた、鎌倉とんぼさんの梵字(種字)や、五輪塔内に収められた経筒のお写経や来迎図等に守られて、お蔭様で主人も安らかに過ごしております。
沢山の方々の為にあらん限りのお力を尽くされ、この世のお仕事を全うされてのお旅立ち・・・あちらの世界に行かれても尚、ますます人々の為に尽くされていかれるのでしょうね。 本当に尊いありがたいご存在に頭が下がるばかりです。
これまでに頂いたお言葉、ご著書やHP等に残された貴重なお言葉の数々、そして優しい眼差しでシャッターを切られた素晴らしいお写真の数々を胸に、お教えいただいたことに恥じない人生を歩んでまいりたいと存じます。
いつまでネット上に遺しておいて頂けるか分かりませんけれど、より多くの方々の目に触れることを祈って、鎌倉とんぼさんのHPのリンク先を貼っておきます。 神職の明階位をお持ちでありながら、仏教にも重きを置いて調和をとられた明治の神仏分離法以前を体現されていらした方と思います。
京都の賀茂別雷神社(上賀茂神社)に縁をお持ちで、賀茂別雷大神を祀られておいででした。 雷鳴を耳にする度に、お姿を思い浮かべておりました。 それは、これからも変わりません。 どうぞお心安らかにと心よりお祈り申し上げます。 合掌
「矢島俯仰のページへようこそ」
*貴重な日本全国の名墓録 の他、
*「鎌倉の窓」(写真集)
自然や風景に寄せる温かい眼差し
*「神様のぶらんこ」(掲示板)
悩んでいる方々のご相談への丁寧なお答え
等に触れることが出来ます。
但し、ここ数年は、SNSでお話しされることが増えていて、HPはお休み状態でした。
さくらんのお陰で
鎌倉とんぼさまに直接お会いし
お話しできる貴重な機会を賜ることができました。
なんだかまだ受け止められずにいます。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
ネット上に発せられるお言葉だけを見ると、ちょっと怖い方のように思われてしまうこともあったけれど、やゆよんに「九州男児は、あれが普通で全然驚かない」と聞いて目から鱗で あれから鎌倉とんぼさんが前ほど怖くなくなったのよね・・・(鎌倉とんぼさん、ごめんなさい!)
今日、改めて、鎌倉とんぼさんの写真集「鎌倉の窓」を拝見していたら、涙が止まらなくて・・・。 とても優しい眼差しで色々な対象を心に留めていらしたことが、手に取るようにわかったから・・・。
本当に、鎌倉をご案内頂きながら直接お話しするなんて素晴らしいご縁を頂き、贅沢でありがたい時間だったね。 やゆよんがご一緒してくれたお蔭よ、ありがとうございます。
まさか私たちがご冥福をお祈りする立場になるなんて、思いもしなかった・・・精神的支柱を失ってしまったようで、私も全然受け止められていないです。
お知らせ頂き、少しでも鎌倉とんぼ様の事に触れさせて頂けて感謝申し上げます。
山桜さんとは随分長いお付き合いでいらっしゃったのですね? 私も以前のH・Nの頃からご縁を頂き、残念ながら御目文字は叶いませんでしたが、茶の湯に関しては随分掘り下げたお話が出来ました事、今更乍ら有難い事でした。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。 合掌
そうでした・・・表千家の同門でもいらして、貴重なお話を伺い、また素晴らしいお道具やお軸なども拝見させて頂きましたね・・・ 一度でも鎌倉とんぼさんと皆さんとでお茶のお席をご一緒してみたかったです。
何でも思い立った時にしないと、後戻りはできないのだと、また鎌倉とんぼさんに教えて頂いた思いです。
今日の夕刻、雨上がりの霧の中を歩いていたら、湖を超えて雷鳴が響いて・・・
合掌
鎌倉とんぼ様ご自身が今…とてもびっくりされている気がします。
どうか安らかにとお祈り申し上げます。
本当に、一番びっくりされているのは、鎌倉とんぼさんご本人のように思います。 人生はいつ何があるか分からないことを、身を持って教えてくださいました。
拙ブログにも、勿体無くも度々お越しくださり、最後に頂いたコメントは、こちらとなりました。 トカゲの表情をご覧になり、優しく微笑まれていらしたことでしょう・・・合掌
「雨上がりの日向ぼっこ」
鎌倉とんぼ
2019/06/22 16:57
トカゲは、よく見ていると表情があるのですね、面白いです。