
自然観察ランキング
<2019-07-01> 2019-08-02投稿
瑞牆山から戻って間もなくの大岳山は、雲か霧の中という白い靄の中でした。 予定通り10:05にケーブル御嶽駅を出発。 少し肌寒い位で歩き易く、草木も露を帯びてキラキラと・・・


ヤマホタルブクロ 10:15
ヤマホタルブクロは蕾の時から、萼の裂目の部分がプクリと膨らんでいます。
石垣を覆い尽くし繊細な作りの無数の花を揺らすのは、

ユキノシタ 10:18


キリンソウ? シモツケソウ?
山野草を沢山植えていらっしゃる旅荘の前に咲いていたのは、原種シモツケソウか園芸種のキョウガノコか、托葉の形でシモツケソウ?と一応同定しましたが、微妙です。
左手の明るい斜面の上、柵の下辺りを青紫色に彩っていたのは


ヤマタツナミソウ10:24 クワガタソウ 10:26
クワガタソウは、右手の石垣の中にひっそりと咲いていました。
黄色の花の競演


キツリフネ 10:26 キバナハタザオ? 10:27
小さな黄色いアブラナ科の花は色々あるのですが、細い花びら、果実の形からキバナハタザオ?としました。 葉や茎の様子等も見ておかないとダメですね。


御嶽神社階段下の鳥居 10:34 神門
鈴生りのまだ固い蕾は雫を纏う

レンゲショウマ 10:34
花は勿論すてきなのですけど、この丸い蕾も可愛らしくて大好きです。

霧中の幻想的な杉林 10:43

マタタビ 10:47 こちらも未だ蕾・・・


アズマヒキガエル 10:52 アカショウマ 11:14


ガクウツギ 10:56 ヤマアジサイ 11:29
似たお花ですが花期が少しずれていて、ガクウツギは殆ど終盤、ヤマアジサイは咲き始めです。 ガクウツギの装飾花の縁には殆ど鋸歯がなくツルリとしていて、ヤマアジサイには鋸歯がありギザギザしています。


水場 11:15 東屋 11:16
ロックガーデン分岐点の水場と東屋です。 往路は真っ直ぐ大岳山方面に向かい、復路ではここまで戻ってから、ロックガーデン(綾広の滝)方面へ向かいます。


木橋 11:23 クサアジサイ 11:24


アズマヒキガエルアワブキ スミナガシ幼虫の食痕 11:43
この日は、程よいお湿りが気に入ってか、またもやアズマヒキガエルがひょこひょこ姿を現しました。 アワブキの木は、あまり数が多くないので、あればスミナガシの幼虫や蛹がみつかる確率が高いのです。 食痕はあったのですが、幼虫の姿は見つけられませんでした。 長い2本の触角を伸ばしピエロのようにも見える幼虫、会いたかったなぁ


芥場峠・道標 11:56
サルギ尾根から奥ノ院に登った時にも通過した「芥場峠」。地図には大きく載っているのに、道標にその文字がないのは、ちょっと不親切と思うのですが・・・

ギンリョウソウ 11:56 後ろ向きでサファイアの瞳は見えず。

コアジサイ 11:59


コアジサイ 12:00 アズマイバラ 12:00
高尾山では殆ど見られないコアジサイですが、奥多摩に来れば白〜淡青紫、淡紅紫など多彩な色のコアジサイが楽しめます。
右は、ノイバラより少し花が大きく、葉はやや肉厚で光沢有、頂小葉が大きく先が尖っていたので、アズマイバラ(別名:ヤマテリハノイバラ、オオフジイバラ)だと思います。


クモの巣 道標 12:04


鎖場 12:08

木立の向こうの馬頭刈尾根 12:18


大嶽神社下道標1224 大嶽神社鳥居 12:24


大岳山荘跡
大嶽神社⇔大岳山山頂のレポが無くてすみません。
昨年の下見の様子はこちらをどうぞ → http://niko2hiking.seesaa.net/article/461222381.html?1564720347


ミヤマタニソバ 13:13 アカショウマ 13:19


ヒナノウスツボ 13:23 アズマヒキガエル ヤマカガシ 13:25
「わぁ〜カワイイ♪」と、揺れてピント合わせが難しいヒナノウスツボに夢中になっていると、先をゆく二人の先輩が何やら騒がしく・・・
「何か見つけましたか!?」
と近づくと、カエルの足を咥えた蛇が黄色いお腹を見せて回転中!
「うわ〜〜〜っ、無理無理無理!!!」
滅多に上げない悲鳴と共に先輩の後に隠れ、息を整えてからパチリと撮ったのが、上右の写真です。 余り気持ちの良いものではないので、敢えて小さな写真にしておきますね。 はぁ〜思い出しても動悸があがります、ビックリしたなぁ!

道標 1400


ギンバイソウ 14:21
去年の下見時(約10日程後)には既に咲いていたギンバイソウが、今年は未だ蕾が固くて来週の本番に咲いてくれるか心配・・・ この真珠の様な蕾も可愛い。
往きにも通過したロックガーデンへ分岐に戻り、綾広の滝へとロックガーデンの道を下ります。


綾広の滝 14:26
御岳山域屈指のパワースポットは靄に包まれ、一層幻想的でした。

お浜の桂 14:28

苔とキノコ(シロヒメホウキタケ?)14:34
「もののけ姫」のコダマ達のよう


テバコモミジガサ 14:33 イワタバコ 14:36
ロックガーデン付近のモミジガサは、葉が普通種よりずっと小型なので、「手箱紅葉傘」という、素敵な名前を頂いています。
イワタバコも大きな葉の下に、小さな蕾を着け始めたばかりでした。
ロックガーデン




サワギク 15:28

長尾茶屋15:37
一度はこちらでゆっくりコーヒーかワインでも頂いてみたいところですが、下見中で寄れず残念。

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未だこの頃は、涼しい夏で過ごしやすかったのですが、今や立秋過ぎても猛暑・・・いつまで続くのでしょうねぇ
山から戻り洗濯中、長崎の日のサイレンが・・・黙祷を捧げました。