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流石の猛暑も疲れて来たのか、8月も下旬に入ると急に涼しい風が吹き始め、今日「処暑」の朝は、ひんやりとした空気で目が覚めました。
アブラゼミやミンミンゼミは、何処へ行ってしまったのでしょう。 草むらからは秋の虫の音が聞こえ始めました。 未だ鳴いている蝉は、涼しい朝夕が好きなヒグラシだけ。
カナカナカナカナ・・・と森の中に消えていくヒグラシと、フィリリリリリリ・・・と草むらから儚げに立ちのぼるクサヒバリ*の音色は、どこか似ていて、夏の終わりと秋の気配を知らせてくれるように物悲しく優しく、じんわりと心に沁みます。
蝉蟋蟀 声交わしつつ 季(とき)招く (山桜)
*クサヒバリは、スズムシに似ていて、より小さく薄い茶色の大きく分ければコオロギの仲間です。

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ところが専門家によればヒグラシは初夏に鳴き始めるセミらしく、秋のように感じるのは単なる人間の思いのようです。
ヒグラシは他の蝉より一足早く、未だ気温の低い内から鳴き始め、真夏の間は気温の低い朝夕になると鳴き、晩夏〜初秋にまた気温が下がってくると元気になって来る感じです。
ヒグラシ(蜩、日暮)が秋の季語になったのは、仰る通り、音のトーンが物寂しく、涼しい時に鳴き出すので、秋のイメージが強いのでしょう。
本当の晩夏の蝉は、ツクツクボウシですけど、どうにも喧しくて風情には欠けますものね。
元気はいっぱいなのですが、酷使して体重に耐えかねたのか膝を傷めてしまい、テーピングしての山歩きで、トホホな状態でリハビリと減量に努めております。
それでも山は止められない・・・家にいて膝をかばっていても、山に行けば歩けるから不思議です(^^; 沢も跳んで渡れました♪