2021年03月16日

キッコウハグマ 総苞片の名残

 冬枯れの山を歩くと、コウヤボウキ、カシワバハグマ、オクモミジハグマなどの総苞片の名残が、ドライフラワーのようになって目を惹かれます。 同じ仲間でも、一段と小さなキッコウハグマの総苞片の名残を確認したことが無かったので、咲いていた場所に行ってみました。
 
 実寸では、花茎の高さは15p程、総苞片の直径は4o程、生えている場所を知らなくては、とてもみつかりそうにありません。 キッコウハグマの方は、花のようなというよりも、残っている総苞片の長短の案配が、まるで地上で輝く小さな星のようでした。

キッコウハグマ キク科 モミジハグマ属
P3110084.JPG

 こちらの株には、飛び損ねた種子の冠毛(いわゆる払子等に用いるハグマに似たもの)が残っていました。
P3110085.JPG

 足元の小さな世界にも目を向けると、思いがけない発見があります。 キッコウハグマの根元をかき分けてみると、今年展開する新芽が膨らんでいました。 キラキラ光る新葉も是非また見に行きたいと思います。



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posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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