2021年03月18日

ソメイヨシノ開花 

 都心から4日ほど遅れて、多摩湖周辺でも陽当たりの良い場所でソメイヨシノが開花しました。

ソメイヨシノP3180150.JPG

ソメイヨシノP3180153.JPG

 ソメイヨシノ(染井吉野)は、長い間、日本のお花見の中心的存在でしたが、挿し木で増やしたクローンである為にテング巣病に弱いのは全てのソメイヨシノで同様で、次々と罹患し大きく患部の枝を伐られた株が目立つようになりました。

 ジンダイアケボノ(神代曙)というテング巣病に強い代替品種に順次植え替えられていますが、日本人に愛された春霞の様な淡い色合いではなく、やや紅色を帯びて艶やかな雰囲気がします。 樹高もコンパクトで、大島桜の血を引いたソメイヨシノの優雅に枝を広げた風情とは異なる気がしますが、まだ大きく成長した神代曙を見ていないのでなんとも言えません。 ただ慣れ親しんだソメイヨシノが消えていくのは寂しい気持です。

 こちらは枝垂れのオカメ(ザクラ)です。 小型のやや紅色を帯びた花を咲かせます。
オカメザクラP3180155.JPG
 
 ソメイヨシノに先駆けて咲く、愛らしい小さなそして端正な花形、濃いめの桜色は、カンヒザクラ X マメザクラ という二親の性質を受け継いでいます。 なんと作出は、イギリスの桜研究家 コリングウッド・イングラム さん。 日本人の大好きな桜の姿を良くご存じですね、 


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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