2021年03月23日

ヤマザクラ 開花

 
 今は東京で桜といえば「ソメイヨシノ」となっていますが、いにしえからの桜と言えば日本の丘陵などに自生する日本固有種「山桜」です。 開花と葉の展開がほぼ同時ですので、紅褐色の葉と白に近いごく淡い紅花の色合い調和が何とも言えず美しく大好きな桜です。

 陽当たりを求めて高く延びて咲くことが多く、桜の頃は風もあり、なかなかシャッターチャンスが無いのですが、何とか手の届くところに見つけて風が収まるのを待ち頑張りました。

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ぎっしりとついた蕾
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小花柄も萼筒も葉柄も無毛、花柄を包む鱗片も粘らず、全部スベスベなのも特徴の一つです。

 日本に自生する野生の桜(バラ科サクラ属サクラ亜属)は、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラ、エドヒガン、チョウジザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラ、そして新しく2018年に発見されたクマノザクラの10種、若しくは、カンヒザクラを含めて11種とされています。

 同じサクラ属でも、ブラシのような房状(総状花序)になって咲く イヌザクラ、ウワミズザクラ などはウワミズザクラ亜属(又はウワミズザクラ属)です。 この二種も狭山丘陵で見られますので、またの機会にご紹介しましょう。



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posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ヤマザクラは見る機会が少なくて残念です。
紅褐色の葉がまたよいですね。
Posted by きえ at 2021年04月25日 14:47
◆きえさん、おはようございます。
ヤマザクラは、都内の住宅地では少ないのかもしれませんね。
昔のままの植生が残る大名屋敷跡や神社仏閣等なら出会えるでしょうか?
Posted by 山桜 at 2021年04月26日 10:41
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