2021年03月26日
ジンダイアケボノ 神代曙
ソメイヨシノの後継種として植栽が進んでいると先日お話しした「ジンダイアケボノ」です。 咲き始めは紅色が濃く、段々と妻紅が差したようになり、ソメイヨシノのような薄い色になっていくので、遠目でもグラデーションが楽しめます。
<2021.03.27 撮影>
どこか鎮魂の憂いを含んだソメイヨシノと比べると明るく華やかな雰囲気で、令和の時代の桜、とも思えます。
アメリカに渡ったソメイヨシノと他の日本の桜(品種不明)との交雑種(タネから生まれた別の品種)「アケボノ(アメリカ)」を接ぎ木して、神代植物園で育てていたところ、その中から「アケボノ」ではない品種が発見されたものだとか…。 接ぎ木した枝が全てアケボノの枝なら、クローンなので違う性質のものにはならない筈。 台木の方が育った説もありますが、だとしたらその台木はアケボノではない筈。 どうも私には良く理解出来ない生い立ちです。
アメリカに渡った日本の男女がアメリカで出会って出来た子供が「アケボノ」と名付けられて日本に里帰り、段々と育ってきたら、なんと「アケボノ」ではなくなっていた?? そこで育ての親の神代植物園の名前を貰い、「ジンダイアケボノ」になったそうな。 う〜ん、どこかで赤ちゃんが取り違えられた事件でしょうか? 謎の桜、「神代曙」。 偶然とは言え、神の代の夜明けという名前を持つ桜、縁起は良さそうです。
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