森林インストラクターの先輩方から、冬芽を覆っていた芽鱗が弾けて左右に跳ね上がった様子が「ナポレオン・ハットに見える」と教わりましたが、ヘソマガリな私には、ナポレオン・ハットというよりも「折編笠」に見えて仕方ありません。 日本人ですし。
<2021.03.16>
ナポレオン・ハット(又は折編笠)に見えますか? 次の写真では、下の葉芽が伸び上がって来て、片方の芽鱗が弾け飛んでいます。
さらに芽が膨らんで両方の芽鱗が取れてしまうと、ちょっと斜に構えたとんがり頭が現れ、ついに最初の新葉の一枚が展開し始めます。
<2021.0327>
こちらでは、開き始めた葉の先に名残の芽鱗がしがみついていました。 ふっくらと膨らんで広がりだした様子、産毛が初々しいですね。
更に開いて緑が鮮やかになり、美味しそうです(個人的感想)。 このくらいの時に摘んであく抜きしたものを炊いたご飯に混ぜ込むと「リョウブ飯」になりますが、同じ木から沢山摘むと枯れてしまいますよ。
上から見ると、光をうけて新緑が眩しく光っています。 効率よく光を受けやすいように重ならずに展開していますね。 さぁ、張り切って光合成して、花を咲かせるエネルギーを蓄えましょう。 お腹を空かせた人に食べられないようにね…。
最後の一枚は、リョウブの樹肌の写真です。 サルスベリやナツツバキのように表皮が向けて、斑模様になるのが特徴です。
白い綺麗な花が咲いたら、またご紹介しますね。 高い所に咲くので、手が届くかなぁ

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