2021年03月28日

オオシマザクラ 開花

 ヤマザクラに続いて、日本の野生桜の一つ、オオシマザクラが開花しました。 

オオシマザクラP3270203.JPG
 
オオシマザクラP3270204.JPG
 ヤマザクラと同じように、花と葉がほぼ同時に開き始めますが、葉の色が明るい緑色、花びらは開きはじめは真っ白ですが…

オオシマザクラP3290254.JPG
 ご覧のように、次第に中心が紅をさしたように染まってきます。 

 背景はソメイヨシノです。 同じ桜でも、花色、花形、葉色、随分違いますね。 しかし、ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの交配種と言われています。 ふっくらした花形、横に手を広げるように伸びやかに育つところ等は大島桜の血を引いていると思います。 水辺に長く枝を伸ばして咲く風情がまた良いのですよね。

 野生種の特徴を覚えると、交配種(園芸種)の親が想像出来て、また楽しみが広がります。

 オオシマザクラの葉は、大きく厚く無毛なので、桜餅を包む葉として塩漬けにされます。 桜餅を食べるとき、この白い花を思い浮かべて味わってみて下さい。 ついでに言うと、桜湯に使われる塩漬けのサクラの花は、八重咲きの里桜「関山 カンザン」の開きかけの花です。 なので私はカンザンの蕾を見ると、塩っぱい気がして、じわ〜っと唾液が湧き出してしまいます。

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posted by 山桜 at 16:00| Comment(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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