2021年04月15日

金比羅山裾野(1)

 今回、イベント幹事のつーさんのご厚意により、金毘羅山ハイキング後の「小春日和」にだけ、飛び入り参加させて頂けることとなりました。皆さんの下山時刻に合せつつ、自分も少しだけ裾野を歩いてみることとして、本隊から2時間半ほど後、武蔵五日市駅前をスタートしました。

 駅を背にして右折、橋を渡ると普段は目にしづらい高木の新芽の展開が観察できました。また後でも撮れると思って写真も撮らず、先を急いでしまい何であったのか今でも気になります。次回歩く機会があれば必ず確認したいです。

 更に進むとフェンス越しに特徴のあるヒメコウゾの雌花と雄花が花盛りでした。何度見ても、太陽のような雌花が面白く、ついつい撮ってしまいます。雄花は桑の実のような蕾から雄蕊を伸ばし花粉を沢山出していました。

ヒメコウゾ(姫楮)クワ科コウゾ属
ヒメコウゾP4150842.JPG
上の方でお日様のように咲いているのが雌花、下の方で花粉を出しているのが雄花

ヒメコウゾ小P4150860.JPG ヒメコウゾ小P4150841.JPG
左の雄花は未だつぼんでいて本当に桑の実のようです。右は開花状態。

 東町交差点で右折、更に少し先の分岐を左の住宅地の方に上っていきます。 前回、栗の雄花と雌花を観察した栗の木は、切り戻されてこざっぱりとしていました。小学校の校門前を通り校庭の角を右折、突き当たりを左折して中学校の裏を真っ直ぐ、赤いポストのある店先迄進めば、「金比羅山1.7km」の道標が向かいの角に見えるので、それに従い右折して進みます。
道標P4150843.JPG 道標P4150844.JPG

念仏塔 その傍の道標
念仏塔P4150845.JPG 道標P4150846.JPG

少し崩れた庚申塔に寄り添う優しいイロハモミジの新葉
庚申塔P4150847.JPG

 畑の縁では、柔らかな若緑の三つ葉の蔭でチョコレート色の渋い花が沢山さいていました。目立たない花なので、見過ごされてしまうことが多いのですが、よく観ると実に味わい深いものがあります。
ミツバアケビ(三つ葉木通)アケビ科アケビ属
ミツバアケビP4150848.JPG

ミツバアケビの雌花と雄花
ミツバアケビ雌花P4150854.JPG ミツバアケビ雄花P4150851.JPG

 奇しくも、雌雄同株で雌雄異花(同じ木に雄花、雌花、時に両性花が咲く)の二つの木本の紹介になりました。(つづく)


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posted by 山桜 at 21:28| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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