2021年04月21日

キンラン(金蘭)

 私が当地に越してきた25年程前には、殆ど見当たらなかったキンランが、今は里山保全のボランティアの方々の活動により笹刈りなどが進み、あちこちに増えてくれて嬉しい限りです。

キンラン(金蘭)ラン科キンラン属 2021.04.20
キンランP4201048.JPG
花簪のようにまぁるく集まって咲いていました。

キンランP4201030.JPG
蕾から今、咲き出したところ、正に黄金色に輝いてます!

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木漏れ日を浴びて弾ける笑顔、笑顔、コロナ禍なんて吹き飛ばしてくれそうな眩しい笑顔です。
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草丈は30〜80pと、この仲間の中では一番大型です。

キンランP4201027.JPG
 菌根菌に依存して生きているので、恐らく地中の根に沿って生えているのでしょう。列をなして生えていることがあります。キンラン属は、菌根菌依存率が高く、この環境から掘り出し移植しても長く生き続けることは出来ません。

 芥子粒より小さなタネが風に漂い、その内のほんの少しが生育可能な環境に辿り着いて花を咲かせるまでに成長したのです。そんな幸運なラン達を、決してこの環境から持ち出してはならないのです。


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posted by 山桜 at 19:39| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
可愛らしい、本当にこんな簪があったら嬉しいですね。
Posted by きえ at 2021年05月22日 14:38
◆きえさんへ

 神様の意匠、とても素敵ですよね!
山仲間の多摩丘陵のキンランの写真を見たら、
花びらが細くて、イメージが違いました。
こちらのキンランはふっくら美人のようです。

 梅雨入り前にやってしまわねばならないことが溜まっていて、
ブログも開けずにいて、お返事遅れてごめんなさい。

 低気圧のせいだか、膝が痛んでテキパキ動けず、
焦るばかりで、ちっとも片付きません(><;)
Posted by 山桜 at 2021年05月23日 14:47
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