2021年04月23日

カマツカ(鎌柄)と コデマリ(小手毬)の 花

 里山を歩いていると、里の人々が利用していたであろう植物に良く出会います。カマツカも名前の通り、固い材質を生かして鎌等の道具の柄に使われていたとのこと。牛の鼻に綱を通す孔を空けたり鼻輪を作ったりしたので、ちょっと物騒な「ウシゴロシ」の別名もあります。

カマツカ(鎌柄 別名:ウシコロシ、ウシゴロシ)バラ科カマツカ属 
2021.04.23
カマツカP4231134.JPG
バラ科なだけあって、花だけ見れば、ユキヤナギなどにも似ています。

2021.04.19
カマツカP4190985.JPG
見上げるほどの大木になっていて、白い小花をこぼれんばかりに咲かせていました。

2021.04.20
カマツカP4201060.JPG
蘂の部分は、咲き始めは黄色っぽく、咲き進むとピンク色を帯びてきます。

2021.04.23
カマツカP4231135.JPG
前年の赤い実が未だ残っていました。同じ位の青い実をつけるサワフタギは、別名をルリミノウシコロシと言います。狭山丘陵では同じ様な所に並んで生えているのも見かけます。

カマツカP4231139.JPG
このように丸く固まって咲いているとコデマリの花にも似ていますね。

2021.04.23
コデマリ(小手鞠)バラ科シモツケ属 中国原産
コデマリP4231137.JPG

コデマリP4231136.JPG
花はちょっと似ていても葉は小さく、低木で、全体の風情は大分異なります。


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posted by 山桜 at 10:14| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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