ふと「ごろう」のお蕎麦が恋しくなって、ふらふら歩いて来たら、なんとお昼時で満席。仕方なく近くの八国山を歩くことにしました。4年前のあの日満開だったクヌギの花は既に終わり、クワの雄花が満開で木全体がふわっと霞んで見える程した。
マグワ(真桑)クワ科クワ属 中国原産 雌雄異株 雄花 2021.04.28
葉先が長く伸びておらず、鋸歯が鈍いのでマグワだと思います。養蚕を行っていた名残でしょうか。
4年前、キンランが沢山咲いていた場所は笹などが茂って荒れており、みつかりませんでしたが、他の場所でかろうじて数株のキンランとササバギンランをみつけました。
ホウチャクソウ(宝鐸草)イヌサフラン科チゴユリ属
既に花は終わり、小さな実がついていました。以前はユリ科、今のイヌサフラン科はどうも覚えられません。
ウワミズザクラ(上溝桜)バラ科ウワミズザクラ属
花が咲いていない時に葉だけを見ると、羽状複葉のようにも見える特徴的な葉の付き方をしています。
葉はしっとりした感触、見た目は葉脈が窪んで葉がモリモリしている様子を「筋肉の様」とFITの先輩に教わりました。葉柄基部に不明瞭な密腺が有る筈ですが、分かりませんでした。
柵の左が東京都、右が埼玉県です。
管理の仕方の違いが面白いですね。東京都側は出来るだけ自然を保全していますが、埼玉側は開発されていて直ぐに住宅地になります。
尾根道に人が少し人が出てきたので、脇道を下ることにしました。金毘羅山裾野でも気になっていたハゼノキに出会いました。黄櫨蝋を取るため、先程のマグワ同様里山で育てられていたものが野生化したのでしょう。
ハゼノキ(黄櫨の木)ウルシ科
ヤマウルシ(山漆)ウルシ科
ウルシ科はよく似ているのと、かぶれるので余り触れないので迷いますが、下の1枚の葉(羽状複葉)を見比べて観て下さい。
ハゼノキ と ヤマウルシ
ハゼノキの葉は、細長くて先が伸び光沢がありパリッとしてして、葉も軸も葉柄も無毛です。
ヤマウルシの葉は、表面がざらつき、葉柄基部に向かって段々小さく最後は丸に近づき、軸は赤く毛が密生しています。
この他に同じウルシ科のヤマハゼ、ヌルデもよく似ていますが、見分け方は、また出会ったときに。
ウグイスカグラ(鶯神楽)スイカズラ科
赤い実が鈴なりでした。
(つづく:1回の記事の容量が多いと、スマホ表示の写真が小さくなる?気がするので、2回に分けてみました。)
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