センダン(栴檀 別名: オウチ、アフチ(楝))センダン科センダン属 2021.05.19
紫色の霧霧立ちこめる・・・という風情は何物にも代えがたく、短い花期を見逃したくない花です。左のラクウショウの優しい若緑色に映えますね。
2021.05.20
手をいっぱいに延ばして枝に近づいてみました。
核ばかりで余り美味しくないのか、最後の最後まで鳥(ヒヨドリ、ムクドリが多い)も食べず、万一の為に取っておく保存食のように残っている白い実なのですが、なんと去年の実が茶色くなって残っていました。他の実が豊作で出番が回ってこなかったのかな?
薄紫色の花弁の真ん中に濃紫の部分があって、このツートンカラーが美しい紫の雲を醸し出しています。
花を間近に見られる枝があったので開花を楽しみにしていたのですが、不心得者に持ち去られたようで、仕方なく落ち花を拾って観察。花弁5枚の真ん中の紫色の筒状のものは花糸が合着したもので、「花糸筒」若しくは「雄しべ筒」と呼ばれています。
神社の境内にある栴檀に、最近「双葉より芳しの栴檀です」という札が下がり、訂正しようもなく見なかったことにしています。その芳しい栴檀は白檀のことで、日本のこのオウチは微かな香りしかありません。ただ、薬効あり、材も美しく、人々を助けてくれてきた木なのは間違いありません。
葉も2回羽状複葉という繊細で美しいものですが、又の機会として、今は花の美しさを愛でて下さい。

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”おうち”は4番目の歌詞だったでしょうか? 確か
佐々木信綱氏の作詩ですね。
こちらは4月の終わりから花が咲き始め、連休には満開に。爽やかな初夏の風をはらみ、ゆさゆさ揺れていました^^
5枚羽のプロペラの様な花が散り敷いているさまも綺麗です。
九州ではそんなに早い開花ですか。GWでは「夏は来ぬ」な感じではなさそうです。やはり歌詞は関西基準なのですね。
耳で聞いて覚えた歌詞を歌集で初めて文字で追ったとき、あちこち間違っていたことに気付きました。
「忍びて漏らす」だと思っていたのは「忍び音漏らす」だったり、「お家」は「楝」だったり・・・
散り敷かれた落花が痛々しくて、踏まないように歩くのは大変です。
大変失礼いたしました。
🎶卯の花の 匂う垣根に…でした@@;
確かめもせずにうろ覚えであちこち書き込み、ウッカリ間違ってしまいました。どうかお許しを-人-;
流石メダカの目さん、自然の中の卯の花の様子を良く知ってらっしゃると思いました。歌詞も歌っている内に、いつしか自分の馴染みの風景に変化していることってありますよね。
丁度、そのような卯の花の写真を撮ってありましたので、載せましたよ〜♪ 没になる所だった写真を蘇らせてくださり、ありがとうございます。