ムラサキシキブ(紫式部)シソ科(前クマツヅラ科)ムラサキシキブ属 2021.06.02
目では定かで無い小さな花の表情を見られるのはカメラのお蔭。
2021.06.08
花序全体で見た集合美。自家受粉を嫌がるように白い雌しべがぐっと外に伸び出しています。
2021.06.02
蕾と花の濃淡も素敵。
もっと固い蕾との濃淡、色味の差もあります。
葉の最大幅は真ん中辺りで基部と先がすぼまる菱形。高尾山では紫式部と混在する全体に微毛が多いヤブムラサキシキブは、この辺りでは見かけませんが、葉がビロードのような手触りで基部がやや丸く、最大幅はやや基部よりです。
この日は、丁度咲き出した所で、花々の晴れ晴れした気持が伝わってくるようでした。
下がってみた全体の姿。回りに木が無く自由に育った自然樹形で背丈を遙かに超える高さに育っています。伸び伸びしていていいですね。
普通に町で「ムラサキシキブ」と呼ばれているのは、もっと背の低い「コムラサキ」という別種で、花序が葉の上に出ている腋上生で実付きも良く目立ちます。栽培品は多いのですが、自生地では絶滅危惧種となっているようです。鳥の落とし物で簡単に増えるのは園芸種として選抜された強さなのでしょうか?

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紫の実は、実りが良いコムラサキの方が見栄えがしますけれど、花はムラサキシキブの方が大きくて綺麗かなと思います。