2021年07月06日

5ー6月の実(集まった実編)

 グループ分けを考えると、どちらにも属すものが必ず出てきて迷います。今回は、熟せば赤くなる実も含めて、小さめの実が集まってなっているものを纏めました。

ガマズミの実 レンプクソウ(前スイカズラ)科ガマズミ属 2021.05.10
ガマズミP5101591.JPG
やがて真っ赤で酸っぱい実に熟すのはご存じの通り。

ガマズミの花 2021.04.09 上の実が成っているものと同じ株
ガマズミP4090696.JPG

ミズキの実(水木)ミズキ科ミズキ属
ミズキP6022008.JPG

ミズキの花 2021.04.20
ミズキP4201008.JPG

イヌシデの実(犬四手)カバノキ科クマシデ属 2021.05.14
イヌシデP5141634.JPG
イヌシデP5141662.JPG
果実の回りの小さな葉の様な部分は苞。種散布の時はプロペラの役割をします。

イヌシデの果穂(雌花序)と稲穂のような雄花序
イヌシデP5141631.JPG

ヤマウルシ(山漆)ウルシ科ウルシ属 2021.06.24
ヤマウルシP6242276.JPG
 ヤマウルシの木には余り近づきたくないので、強風で落ちた実付きの枝を撮りました。同じ仲間のヌルデの実に似ていますね。ヌルデは花期が遅く、これから花が咲くところです。

ヤマウルシの花 2021.05.06
ヤマウルシP5061442.JPG

シラカシ(白樫)ブナ科コナラ属
シラカシP6212186.JPG
ドングリの赤ちゃんです。シラカシは常緑樹のどんぐりですが一年成りなので、この春咲いた花の実です。

ホオノキ(朴の木)モクレン科モクレン属 2021.06.30
ホオノキP6302366.JPG
 コブシ同様、ちょっとギョッとするような異形の実。大きな一つの実に見えますが、小さな実の集まりです。

ホオノキの花 2017.04.27
P4270883ホオノキ (443x590).jpg
 高木のホオノキの花を上から見られる機会は少ないですが、多摩湖の周囲は道から見下ろせる箇所があるのでフェンス越しながら見ることが出来ます。

ケキツネノボタンの実(毛狐の牡丹)キンポウゲ科キンポウゲ属
キツネノボタンP5061524.JPG
トゲトゲの先(一つ一つの花柱だったものの先)が曲がっていないので、毛キツネノボタンのようです。茎にも毛が生えていますね。

ケキツネノボタンの花
キツネノボタンP5061523.JPG
 キツネノボタンの仲間は3月から咲き始め7月でも未だ咲いています。アチコチに咲いていて花期が長く観察の機会が多いので、ついつい後回しになって観察が疎かになっているなぁと思いました。


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posted by 山桜 at 13:15| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ケギツネボタンの実は、それだけをアップで見ると「福寿草」の実と見分けられないですね
Posted by 玉井人ひろた at 2021年07月08日 15:18
◆玉井人ひろたさんへ

 同じキンポウゲ科の仲間で、大きさは違いますが似ていますね。
Posted by 山桜 at 2021年07月08日 19:56
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