コバギボウシ(小葉擬宝珠)キジカクシ科ギボウシ属
2021.07.27
花の基部の苞は緑色の凹んだ舟形で上向きに付きます。
背景はぼやけていますが、草刈りが近づいているのがお分かりかと思います。デング熱などを引き起こす蚊の住処を無くし、また足元の安全を守るための手入れは有り難いことなのです。ただ、選別草刈りは難しいようで何もかも無くなってしまうので、その日が来ると呆然と立ち尽くしてしまいます。
「観察を続けますね」とお伝えした、タツナミソウ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ等も既に跡形もありません・・・(T-T)
花弁には白い縁取りと濃い紫の条があります。
蕾を見ると、苞のポジションと役割が分かりますね。開花まで大事に蕾を包んで守ってくれています。
葉は光沢少なく細長めで、基部は葉柄に流れ翼のようになる傾向です。
昨日は、コバ「ノ」ギボウシと記載しましたが、最近の図鑑でみると「ノ」は入らず「コバギボウシ」となっています。時々このようなマイナーチェンジがあるので、ポンコツ脳に上書き保存が出来ず困ってしまいます。
同じ様に葉が小さいタイプで「コバノガマズミ」や「コバノイチヤクソウ」などのように「ノ」が入る名前と「コバギボウシ」のように入らない名前が混在するので、余計ややこしくなります。
ただ、「オオバギボウシ」に対してのことなら「コバギボウシ」の方が、どちらも「ノ」無しでスッキリかもしれませんね。
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特に朝露を帯びて咲いている姿は、水の精の化身かと思います。
そして予想通り、跡形無く刈り取られてしまいました(T-T)
斑入りも涼しげで夏に嬉しい植物ですね。日本よりも海外で葉の変化でシェードガーデンの人気者になり「ホスタ」の名で各種交配された園芸品種が沢山出回っています。