以前よりメンタル・サポートはなされてきていると思いますが、メダルの重圧と心身の不調を抱えての本番、身体を鍛え上げるだけでは届かない壁がオリンピックにはあるようです。孤独との戦いだけになってしまわないよう、心を支える体制も更に充実して欲しいです。その中には、マスコミの過剰な追いかけやネットの誹謗中傷のシャットアウトも含まれます。
水泳の瀬戸選手が、ようやく最後のレースで本来の陽気さとリラックス上手を取り戻せたのは、ライバルで盟友の萩野選手の存在が大きかったのではないでしょうか。瀬戸は自らの失態からでしたが、萩野選手は怪我・手術後の不調から苦しみ抜いて這い上がっての決勝進出でした。
瀬戸は、まさにタッチの差でメダルには手が届かず4位、萩野は6位でしたけれど、幼い頃から切磋琢磨してきた二人が世界のトップ8に残ってレースが出来た幸せを噛みしめて、レース後の二人の笑顔と涙は清々しかったです。
神様は、二人に晴れの舞台という贈り物をくださいましたが、また絶妙の匙加減でメダルはお預けとされ、次を目指す原動力に繋げて下さったようです。苦しくも楽しみな二人の物語は3年後へと続きます。
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それから男子400メートルリレーで、第2走者の山県選手が走る前から落ち着きがなく、とてつもない緊張がビシバシ伝わってきました。 家人と「チョッと大丈夫?なんか凄く心配ね」と言っていたら案の定!
「メダルを取るためには、バトンパスに掛けるしかなかった」と言われても…私の中で暫く引きずっていましたーー;
男子400mリレーはLIVEで見られず録画だったのですが、やはりそういう表情が見て取れたくらいの緊張だったのですね。
どんなにか無念だったでしょうに、直ぐに残りの選手も駆け寄って声を掛けていたことに、見ている方も救われました。