世界の潮流が、人種差別・性差別撤廃、多様性の共存、持続可能な社会と環境・・・と変化している中、東京オリンピック2020は、当初「復興五輪」を謳っていましたが、終ってみれば、日本の旧い体質の膿を出し改善していく機会を得た「禍転じて福と成す五輪」となりました。
私は、様々な告発や足の引っ張り合いは、五輪を阻害し日本の国力低下を狙う勢力の策謀ではとも疑っていました。
しかし、例えそうだったとしても、結果として日本が抱える大きな問題点を浮き彫りにしてくれることとなり、表面的な大成功を収めるよりも、想定外のコロナ禍との戦いの中、日本全体が脱皮して行くための大きな機会を与えてくれたることになった、いや、そうしなければならないのだと思っています。
次はパラリンピックも控えています。国としては、何かを片付けてから次の事業に移るという事が許されない状況です。このような文字通り「緊急事態」の中、複合的に組織を機能させるのはトップの仕事、我々国民は選んで任せたトップの指示に従い、一人一人が持ち場で出来る事に全力を尽くすしかありません。
勿論、「もう、これ以上頑張ったら死んでしまう!」という人は大きな声で助けを求め、それが出来ない人を支える人も必要です。
身体を動かそう、頭を使おう、心を動かそう、人を思いやる心が大きなうねりになって、日本を世界を救うことを願っています。
「禍転じて福と成す」は、災害の多い国土で長い年月を掛けて培われてきた「大和心」です。
長崎への黙祷のサイレンが鳴っています。 黙祷。
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2021年08月09日
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