日本人は元々、このような秋の草花の姿を、「秋草」「武蔵野」などと呼ばれる定番の柄を生み出すほどに愛でてきました。
今回は、一つ一つの花ではなく、複数の花が自然に寄り添う姿の美しさをお楽しみください。
ミズヒキ と オニドコロ(雄花)2021.08.18
雨に洗われてミズヒキの赤が輝き、それをオニドコロの明るい黄緑色が際立てています。
キンミズヒキ と ユウガギク(柚香菊)
野菊の仲間が咲き出すと「夏の終わり」と「秋の訪れ」を感じて、ちょっぴり寂しい気持になるところを、明るいキンミズヒキの色が元気を出してくれました。
ワレモコウ (吾亦紅)と ツリガネニンジン
コラボというには、ワレモコウが主張しすぎ、ツリガネニンジンが押しのけられていて気の毒でした。
ヌスビトハギ(盗人萩) と キンミズヒキ
ヌスビトハギの薄いピンク色が目ではとても好もしい雰囲気だったのですが、黄昏時で光が弱く、写真にはその色が出せず・・・
<追掲載 2021.08.21>
朝の光がある内に出掛けて再度撮ってみました。薄いピンク色を感じて頂けますでしょうか。
上と同じ場所の2日後の朝 2021.08.20
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外来種に負けているようです
ワレモコウは、日当たりと風通しの良い適湿の野原であれば丈夫で良く増えるのですが、そういう場所と共に減ってしまったようです。
この場所は、適度に草刈りされる貯水池の斜面なので、最適地なのでしょう。
ヌスビトハギ見たことあるかな?と思いました。
今日、吾亦紅と釣鐘人参を青空の下でもっと良い感じに撮ってみようと出掛けたのですが・・・きれいさっぱり刈り取られていて唖然・・・でした。
ヌスビトハギのタネは人にくっついて拡がりますので、気を付けて見ると結構生えていると思います。可愛い小さな豆のお花です。