2021年09月09日

ガガイモの花は着せ綿

 先日、ぬかるみに足を取られながらも踏ん張って撮影したガガイモの花です。標準的な花よりも紫色が薄く、殆ど白に見えるタイプでした。今日は重陽の節句ですので、菊ならぬガガイモの着せ綿で・・・

ガガイモ キョウチクトウ科ガガイモ属 2021.09.06
ガガイモP9063357.JPG

 図鑑に記載のある花冠の喉にある環状の副花冠というのを確認したかったのですが、イマイチはっきり分かりませんでした。私が今まで副花冠と思っていた部分は、雄しべと雌しべが合着したずい柱のようです。「副花冠はずい柱の基部を取り巻く」と書いてあるのですが・・・。ここは都立公園内なので採集不可、公園外で探し出せたら一つ頂いて分解してみたいなぁ

ガガイモP9063356.JPG

 神話に登場する植物の毛むくじゃらの花、見れば見るほど神秘的。

ガガイモP9043241.JPG

 あ、その神話でガガイモの実と一緒に出てくる「蛾」もやって来ました。

ガガイモP9063319.JPG

 そうか・・・やや近代的な言葉だと、「蛾が芋」とも考えられますよね。諸説に加えて貰えるかな。

ガガイモP9063317.JPG

 刈り取られると仕方なく地を這うことも多いのですが、ここでは背の高い草に絡みついて「蔓性」を発揮していました。これが本来の姿です。

 どうか実が成るまで、刈り取られないで居て欲しいと願うばかり・・・スクナヒコナノミコト、どうかお守りください!


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posted by 山桜 at 15:06| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
確かに見れば見るほど神秘的な花ですね。
狭山丘陵にもありそうな気がしますが、狭山丘陵だったら採集可能ですよね。
Posted by へこきあねさ at 2021年09月10日 09:26
◆へこきあねささまへ

 花が咲いている株は、なかなかみつからないのですが、目を皿のようにして探してみます。
Posted by 山桜 at 2021年09月10日 18:15
ガガイモと言っても芋ではないのですね😅
まさに!きせわたっぽいですね。
Posted by きえ at 2021年09月10日 19:24
◆きえさんへ

 地下茎がどのような形なのか分からないのですが、実の形が芋のようだからと言われています。

 先程、紫色が濃いタイプの写真で副花冠が確認出来て、ちょと興奮しております^^;
Posted by 山桜 at 2021年09月11日 12:26
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