名前の通り、翅が薄くて透き通り、写真では見づらい程です。身体の質も薄く軽いので、飛ぶスピードも速く遠くまで飛翔でき、海も越えるという話しも聞きます。
環境適応力がとても高いので、世界中で生息が見られ、学校プールでも良く繁殖するので、ここ武蔵野市の観察園のノハラアザミにもやって来ていました。
写真では見づらくて申し訳ありませんが、前翅と比べて後翅の幅がとても広いのも特徴の一つです。一般的なトンボよりも頭も複眼も大きいのも特徴の一つです。
赤とんぼ類と異なり、胸に黒色状線がありません。
トンボは雄雌が番で連なって産卵する姿を良く見ますが、ウスバキトンボはメスが単独で産卵し、水の表面に腹部を打ちつける「打水産卵 (だすいさんらん)」を行います。
お盆の頃に沢山飛来するので、「精霊トンボ」「盆トンボ」と呼ばれ、ご先祖様が乗っている、または乗り移っているとされ、殺生を禁じる地方もあります。山桜の家では、トンボに限らず、お盆の期間はご先祖様が何にのりうつって帰ってこられるか分からないと言って殺生禁止でした。
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沢山飛んでいるし赤とんぼ類いと見過ごされがちなトンボですが、良く見れば「精霊」の名に相応しい儚げな美しさがありますよね。
トンボを漢字で書くと、また雰囲気がありますね。
「秋津島」かぁ〜
カゲロウも蜻蛉と書きますが、「蜻蛉」と「精霊」の音の響きも似てますね。
実った稲の上を「秋津」が飛び交う風景が好きです。きっと稲の害虫も捕まえてくれるのでしょうし、何より前にしか飛ばないカッコイイ「勝虫」ですよね。
トチの実を拾って、縄文土器の事を思い出しました。
もうすぐ母の里も稲刈りでしょう。
天皇陵から眺める景色が素晴らしいです。
近くには日本武尊さんの御陵もあります。
もうすぐ秋の彼岸、祖父母の墓参に行かんとあかんなぁ〜
奈良の秋も歩いてみたいのです。この膝さえ治れば・・・。