2021年09月15日

ツリフネソウ(釣舟草)開花

 斜面下の湿地帯でツリフネソウが咲き始めました。なんでもそうですけれど、この咲き始めの初々しさ、艶やかさは、満開時には感じられないトキメキがあります。

ツリフネソウ(釣舟草)ツリフネソウ科ツリフネソウ属
ツリフネソウP9103387.JPG

ツリフネソウP9103391.JPG
 
 横から見ると、名前の由来が良く分かります。茶席で用いる「釣舟」という花入れに、そっくりです。表千家では重なりを嫌うので、恐らく釣舟形の花入れにツリフネソウは入れないでしょうね。花入れもお花もゆらゆらというのを見てみたい気がしますが・・・(^^:)

ツリフネソウP9103394.JPG
早速、目敏いお客様がやって来ました。まだ一つ咲いただけで蕾も沢山、本当に初々しく可愛らしい。

ツリフネソウP9103386.JPG
明日には咲きそうな蕾が、期待を膨らませてツヤツヤ光っています。

ツリフネソウP9103392.JPG
近縁種のキツリフネは、花が黄色で葉の下に咲きますが、ツリフネソウは葉の上に花茎を伸ばして咲きます。

 昔は良く植えられていたホウセンカの仲間で、同じ様に果実が膨らんで熟すとパン!と弾けて種子を飛ばします。それで英名は”Touch-me-not"、学名の”Inpatiens”も「我慢できない」の意味です。最近ホウセンカより人気の園芸品種のインパチェンスも同じ仲間です。


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posted by 山桜 at 21:10| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ほうせんか、懐かしいです。
昔の庭には必ず?ありましたよね。
Posted by きえ at 2021年09月16日 21:13
◆きえさんへ

 あの懐かしいホウセンカ、何処へ行ってしまったのでしょう、すっかり見かけなくなり寂しいです。

 種を弾けさせるのも好きでしたが、花びらの汁で爪を染める遊びを又やってみたいです。
Posted by 山桜 at 2021年09月17日 11:22
良かった、ツリフネソウ 今頃ですね。
今度の火曜日 緑の博物館、行きます。
きっとみられますね。
ありがとうございます。
Posted by へこきあねさ at 2021年09月18日 14:18
◆へこきあねささんへ

 はい、緑の博物館の方が若干気温が低く開花が遅いかも知れませんが、絶対に咲いていると思います。博物館の方に場所を伺えば、もう間違いありません。
 ヤマホトトギスも咲き始めているようですよ^^
Posted by 山桜 at 2021年09月19日 09:20
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