2021年09月22日

十四夜月と夕富士

 今年の9月21日は、8年ぶりに満月で十五夜の中秋の名月ということでしたが、天気予報は曇り。20日が素晴らしいお天気でしたので、一日早い十四夜のお月見をしました。

 堤防の上は、月、星、富士山を狙うカメラマンが沢山で、ちょっと密でしたので、合間を縫ってささっと撮影し、人が居ない場所で静かにお月様に手を合せました。

 森の端から顔を出したお月様。
月P9203617.JPG

 あっという間に上っていきます。
月P9203616.JPG

 月明かりに照らされた森、赤く見えるのは紅葉ではなく、残念ながらカシノナガキクイムシの被害にあって枯死していくコナラやクヌギの木々です。

 今年のカシノナガキクイムシの被害は酷く、あちこちに落枝等の危険を知らせる黄色いテープを巻かれた木々が目立ちます。

 お月様の上る東と反対の西側には、夕日に染まりゆく富士山が・・・

富士山P9203609.JPG

 こちらも、あっという間に暮色に染まり、一番星が光り出しました。 

富士山P9203615.JPG


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posted by 山桜 at 12:22| Comment(6) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりのお月見はきれいに輝いて感激でした。
夕暮れの富士の景色はまた、息を呑む美しさですね。
Posted by きえ at 2021年09月22日 23:26
なるほど、21日が満月ということで、21日に雲の晴れ間を期待したのですが、あいにく見れず昨日もだめ。でも、20日のチャンスを逃さなかったのはさすが、「天地に遊ぶ」山桜さんです。
素晴らしいお月様と富士山のながめ、きっと多摩湖からのながめなのですねぇ。
富士山をみただけで、うれしくなるのは日本人のDNAでしょうか。またはその美しさのおかげなのですね。
キクイムシの被害は森の博物館でも見られました。
温暖化のせいもあるのかもしれません。
残念です。
Posted by へこきあねさ at 2021年09月23日 05:41
◆きえさんへ

 月の美しく見える季節に「お月見」という行事を楽しんできた日本人の心を忘れたくありませんね。

 真剣なカメラマンはシャッターチャンスを狙って釘付け。いい加減な私は、どちらも楽しめました♪
Posted by 山桜 at 2021年09月23日 11:43
◆へこきあねささんへ

 21日も0時近くには雲が晴れて綺麗な満月を拝めましたので、私は溜まった穢れを浄化して頂こうとカーテンを開けて月光浴をしつつ、慈父の顔を思い浮かべながら眠りにつきました。

 富士山は、いつどんな時でも、チラリとでも拝めたら、幸せな気持になれますね。国土にあのような素晴らしい神宿る山を頂けて幸いです。

 キクイムシの被害は今年一段と酷く、枯死の根元には、例の猛毒カエンタケも発生しています。また、傷ついた箇所から樹液が出て、スズメバチもやって来ます。黄色テープの木には近づかないでくださいね。
Posted by 山桜 at 2021年09月23日 11:58
素敵ですね。

処で、虫の名前ですが、カタカナに弱い私には、
どうも難しくて、つい漢字に置き換えないと
記憶に刻まれません。困りものです。
”樫の長木喰虫”
なんて、当てはめてみたのですが……
如何ですかね?
よろしくお願いします。


Posted by 多聞 at 2021年10月04日 09:19
◆多聞さんへ

 私もカタカナだけでは頭に刻みにくく、出来るだけ意味の分かる漢字表記を併記しているのですが、如何せん、昆虫やきのこの図鑑には、この漢字表記がないのです。

「樫の長木喰虫」は、その通りの意味と漢字だと思いますが、図鑑等に掲載されていないので、お墨付きは得られない訳です。

 そもそも植物学でカタカナ表記採用したのは牧野先生が、日本の植物に当てられた漢名の誤りが余りにも多いことに憤慨された末のことだったと思います。

 誤りは誤りとして認知し、正しい漢字表記は生かされるべきと私は思います。

 しかし、日本は表意文字である漢字を残していて幸いでした。漢字を捨ててハングル文字だけにした韓国では、同音異義語の判別が難しく、時に誤りも生じるようです。 
Posted by 山桜 at 2021年10月06日 10:26
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