ツルマメ(蔓豆)別名 ノマメ(野豆)マメ科ダイズ属 2021.09.10
花は、図鑑には淡赤紫色と書いてありましたが、目で見た限り「青色」若しくは「淡青紫色」で、赤味は感じられませんでした。個体差があるのかもしれません。ただ、ここ一帯では皆きれいな「青色」で、写真のような紫味も少なかったです。
葉腋から花序を伸ばし、3〜4個ずつ固まって咲いていました。
横顔もなかなか端正でキリッとした「正統派の二枚目」といった感じ。
2021.09.14
名前の通り、蔓性で他の草木に巻き付きます。現在の大豆は、若い豆を「枝豆」と呼ぶように、蔓性を無くし固い枝性に改良されています。
三小葉からなる葉の形も今の大豆より大分細長く、まるで違う仲間のようですが・・・遂に豆果が生ったので見て下さい。納得ですよ!
2021.09.25
小さいながら、枝豆そのものです。最近の枝豆に比べると大分毛深くて、昔懐かしい気持がします。
やや膨らんできたものは、なかなか美味しそう。もう少し膨らんだら、茹でて頂いてみようかな。
大きさが分かり易いように、指と一緒に撮ってみました。
同じ群落に、小豆のご先祖様の「ヤブツルアズキ」も生えていました。
ツルマメとヤブツルアズキ マメ科ササゲ属
大豆と小豆の原種のコラボが見られるとは思いませんでした。これは自然発生なのでしょうか・・・それとも何処かから種を持ってきて蒔いたのでしょうか? 今度レンジャーさんを見かけたら聞いてみましょう。
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噂では、海外から持ち帰った植物が温室外に逃げたものだとか、又、雑種交雑で生まれた植物が逃げたものだとか・・・
それに比べると、10年ほど前に訪ねたiPS細胞で有名な山中教授がおられたN先端大では、逃げ出さないよう厳重管理がなされていました。
時代を感じた瞬間でした。
逸出植物が在来種や農作物に悪さをしたら、大学の責任は大きいですよね。日本は海に囲まれているので、何でも来る物は拒まずみたいに管理が緩かったのでしょうか。
今は、寧ろ苦労して作出した苺やブドウ等を無断で持ち出されて、私ですら悔しい気持です。
そういえば、近所に常緑っぽい葉で山芋の仲間に似た蔓植物が生えていて、幾ら調べても何だか分からないのです。今度ブログに載せたら、ご意見お聞かせください。
農家さんのご苦労がしのばれます。
それにしても、今の大豆はほとんどが輸入もの。国産大豆がもっと増えてほしいものです。
ツルマメの鞘は2p程の小さい物で、お腹を膨らせるのは大変なことですが、きっと他の豆よりは美味しかったのでしょうね。
私は生協で調達しているので、国産大豆を使用したものしか頂いていませんが、日本全体でも食品に限れば25%が国産で、国産需要も多いので増加傾向にあるそうです。少し価格が高くても皆が国産を買えば、もっと割合が増えることでしょう。
輸入大豆の大部分は大豆油の精製に用いられているそうです。