2021年10月05日

秋の七草 ハギ(萩)の仲間

 萩と書くだけあって、秋の花の代表であり、草本にも○○ハギとハギの名が付くものも多い中で、東京近辺で見られる真正の「ハギ属」は、それ程多くありません。代表的な物をご紹介します。ただ、庭木では交配された園芸種も多いので、何系かな?と時に迷います。

ミヤギノハギ(宮城野萩)マメ科ハギ属
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大きく枝垂れる枝に咲きこぼれていること、小葉の先が尖っていることが特徴です。花序も咲き進むにつれ長く枝垂れます。

ヤマハギ(山萩)マメ科ハギ属
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野山で最も普通に見られるハギ。葉よりも花序が長いこと、小葉は小型〜大型があり、先が丸いか凹んでいて疎らにつく雰囲気が特徴です。

マルバハギ(丸葉萩)マメ科ハギ属
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意外に写真を撮っておらず、肝心の葉が写った写真がみつかりませんでしたが、葉が小型で丸みがあり先端が窪むことが多い。葉よりも花序が短く、葉柄基部にコチョコチョっと纏まってこぢんまりと咲く雰囲気です。新しく写真が撮れたら差し替えます。

キハギ(木萩)マメ科ハギ属
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花が白と紫という独特な色の配色です。ハギ属で最も幹の木質化が進む。葉はやや厚く平面的に並んでつき、小葉の先は尖り縁はやや波打つ。

ネコハギ(猫萩)マメ科ハギ属
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地を這うように生えることが多く、全体に猫を思わせるような軟毛が多い。花は白地に紫の斑文。


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posted by 山桜 at 21:16| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この季節、野山を歩くとヌスビトハギの被害に遭う場合が多いです。
どうすれば、付いたのが上手く取れるでしょうか?
Posted by 瓜亀仙人 at 2021年10月14日 18:06
◆瓜亀仙人さんへ

 在来種のヌスビトハギの方は、それ程しつこくないですが、アレチヌスビトハギは両面テープでくっつけたようにペッタリくっついて嫌になりますね。

 私は一つ一つ手で取っていますが、ガムテープはどうでしょうか。
Posted by 山桜 at 2021年10月14日 18:23
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