そして、一度目の開花が、例年より2週間ほど早かったのは、夏の暑い時期が短く気温の低下が早かったからかなと思いました。
キンモクセイ(金木犀)モクセイ科モクセイ属 2021.09.14
この後、また気温が上がって夏日になり、再び低下したので、2度目の開花となったようです。1度目から約4週間後、2度目の花の方が気候の所為か芳香が高く感じられ、それによって気付いた人も多かったようです。
2021.10.10
スマホで日が陰った時間に撮ったので色が悪く見えますが、1度目に劣らず綺麗に咲いていました。
実は、今年はギンナンの実が物凄く沢山落ちていて、拾う人も多いのに拾いきれない程で、
「オレンジ色に染まった地面が、まるでキンモクセイの花の色のようだなぁ」
と思った時、
「そういえば、今年は地面を染めるほどのキンモクセイの落花をみなかったような・・・」
とも思いました。やはり2度に分けて咲いたので、一度に落ちた花の量も少なめだったのかもしれません。
所で、2度咲くと言っても、花芽分化から開花まではどの位かかるのでしょう? 9月に全部咲いてしまった後、新たに花芽ができて10月に咲かせることが出来るのでしょうか。
花が2度咲いた事は確認しましたが、花芽〜蕾〜開花の様子は観察していなかったので謎は残ったままです。来年はどうなるか分かりませんが、出来れば以下の点を確認したいと思います。
(1)花芽分化〜開花が2度起きる。
(2)枝によって、咲く時期が違った。
(3)出来ていた蕾の内の何割かが先に、残りが後に咲いた。
(4)木が生えていた場所によって咲く時期が違った。
(5)その他の現象
手持ちの剪定の本によれば、
「花芽は今年伸びた枝に着く、花芽分化は8月」
とありますので、花芽〜開花は約1ヶ月と短く、(1)の可能性はあるように思えます。
(4)については、家のキンモクセイ、及び、近隣のキンモクセイが2度咲いたのを確認したので除外しても良いのですが、一応、日本のキンモクセイは殆どがクローンとは言え、場所による開花時期の違いが大きいかは要確認。
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私は2度開花というより、1巡目、2巡目という感じで受け取っていましたが、それとは違って、花芽分化という現象のようなのですか・・・。
最初の開花で花が散ってしまってから、約一ヶ月後に再度の開花でしたので、順番に長く咲き続いた訳ではないのです。
花芽分化等と、聞き慣れない言葉を使ってすみません。要は次に咲く「花芽が出来る」という事です。インストラクションの時には、出来るだけ分かり易い言葉を使うようにしているのですが(。。;)
キンモクセイは、春に伸びた新しい枝に蕾が着くので、その頃に剪定してしまうと花が着かなくなってしまいます。花後直ぐに剪定するのが一番間違いが無く、その後は樹形からはみ出した部分を軽く着るだけにしてみてください。