2021年10月23日

心源院古道ハイキング・下見

 爽やかな秋空の下、山笑(やまにこ)ハイキングの番外編、「心源院古道ハイキング」の下見は、久し振りの地元以外の山歩き、しかも初めてのコースを楽しんで参りました。

<コース>
 高尾駅北口ー(バス)ー川原宿大橋BS〜心源院〜女坂〜向山北砦〜大六天〜柵門台手前〜八王子城址公園〜ガイダンス施設〜美し(うまし)郷〜霊園前BSー(バス)ー高尾駅北口 (歩行時間 約2時間5分)

朝日を浴びる心源院手前のお地蔵様たち 10:14
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心源院 10:15
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八王子へ落ち延びた武田信玄の娘「松姫」が、剃髪し得度されたお寺です。

梵鐘
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梵鐘の鐘には地元の詩人・中村雨紅(「夕焼け小焼け」の作詞者)直筆の歌詞が彫られています。

本殿
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焼失後に再建されコンクリート造なのが残念。境内にはモミジの木が多く、紅葉が進めば素晴らしい景色でしょう。

男坂の入口にある秋葉神社
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ご神木の真ん中、鳥居の真上にお日様がお出ましで、何だか歓迎されているようです。

東京マラソンの森の看板
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出場したリカさんの参加費も生かされているんですね。

心源院・出発地点の看板 10:27
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 ボランティアの方々の手作りの心の籠もった看板が道々に立てられています。コース沿いの植物も大切に保護されています。

女坂のセンブリ(千振)リンドウ科 10:31
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 高尾山のセンブリに比べて、大切にされている為か、伸び伸びとしてお花も大きく感じました。

センブリPA234174.JPG

センブリPA234137.JPG
 
 リンドウの仲間は、お日様が当たれば花を開き、翳ると閉じてしまいます。閉じた蕾をみると、成程、リンドウの仲間だなと納得ですね。

ウメモドキ(梅擬)10:35
ウメモドキPA234138.JPG

 女坂を山野草を見ながらゆっくりと登ってしまえば、ゆるやかなアップダウンの尾根道が続きます。

向山砦 女坂と男坂(神社コース)合流点の看板 10:58
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どうも「現在地」と「卍(心源院)」の表記が逆のようですが、まぁ、合流・分岐点ということだけは分かります。

 大六天の展望台への道は、ちょっと登ります。

大六天・展望台 11:13
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西武ドーム、スカイツリーなどが広く見渡せます。

大六天の看板 11:17
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心源院尾根・松竹分岐 看板 12:14
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 この辺りから柵門台へもまぁまぁ登ります。そしてその後の下りが、道が狭く少し歩きにくく、明け方まで雨が降っていたので、やや滑りやすくなっていましたが、それほど長くはありません。

アキノタムラソウ 12:21
アキノタムラソウPA234152.JPG

サラシナショウマ 12:24
サラシナショウマPA234153.JPG
サラシナショウマPA234155.JPG

神社鳥居 12:46 古道コースの終点です。
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八王子城跡ガイダンス施設内にて
北条氏照室比佐御膳甲冑レプリカ   北条氏照甲冑レプリカ
心源院古道・氏照室甲冑PA234158.JPG 心源院古道・北条氏照甲冑PA234157.JPG

 美し郷は、元々庭園師・林さんのお住まいですので、お手洗いは一つです。ガイダンス施設で済ませて頂けると助かります。

美し郷にて
美し郷PA234159.JPG

 コルテッツア・チーズケーキ、60m掘った地下水使用のコーヒー、どちらもとても美味でした! 他のグループの方の窯焼きピザの良い香りが漂ってきていました。本番では焼いて下さるそうなので、お楽しみに。

室内の丁度品 サイカチの実  きのこの木彫
サイカチPA234160.JPG きのこ木彫PA234161.JPG
サイカチの実はサポニンを含んでいるので洗濯に使えます。きのこの木彫は、木に出来た瘤を利用して彫り出しています。

 奥様に、お庭の説明を沢山伺ったのですが、なんと、全く写真を撮っていなかったことに帰宅して気付きました。夢中になって聞いていたのですね〜💦 

 門の辺りに沢山落ちていた実は、常緑ヤマボウシの実。普通のヤマボウシの4倍もありそうな大きな実です。

リンドウ(竜胆)
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水琴窟の音を聞く時、足元に咲いていますので要注意。

タラヨウ
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文字が書ける葉として有名。バス停迄の道の途中の橋の左手にあります。

アオツヅラフジ
アオツヅラフジPA234169.JPG
鈴なりに実をつけていました。


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posted by 山桜 at 21:41| Comment(7) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なにやら、秋いっぱいの記事ですね。
秋を楽しむハイキングに行ってみたいのですが、趣味の園芸が忙しくってねぇ〜
山芋掘り、山芋の種芋掘り、タマネギ苗植え、エンドウ播種、畑起耕・・・
Posted by 瓜亀仙人 at 2021年10月28日 18:48
◆瓜亀仙人さんへ

 やっと低山歩きが何とか出来るようになってきました。眠ってしまった筋肉がなかなか目覚めてくれなくて苦労しています。

 秋は忙しいですよね。そんな中でも早速旅に出ていらして、予定びっしり隙が無いなぁと感心していました。

 大豆の原種のツルマメと小豆の原種のヤブツルアズキの豆はいつ頃播くのが良いですか?
Posted by 山桜 at 2021年10月28日 19:08
山桜様 はじめまして

 山茱萸、カラスサンショウ で検索をかけて、重陽の節句の投稿にヒットして訪問しました。
重陽の節句についての詳しい内容に感銘を受けました。昨年は袋を作り、今年は菊も自ら育てていますが、技術が未熟で開花は11月上旬になりそうです。

驚くべき偶然ですが、山笑会心源院古道ハイキングに参加予定です。
ブログ内で山茱萸を決して、カラスサンショウと書いてあ利ますが、それについて書かれたブログがあればお教えくださいますか?

ハイキングの際、お時間がありましたら、重陽の節句の 茱萸袋にさす、山茱萸とカラスサンショウについてご教授いただけたら幸いです。

昨日は大菩薩嶺ハイキングに参加しました。コシアブラの黄葉が素敵でした。樹木の名前を見分け方など丁寧にお教えいただき、ハイキングに新たな喜びが増えました。
Posted by 薫都庵 at 2021年10月29日 10:50
◆薫都庵さまへ

 ようこそ拙ブログへお越し下さいました。入力して下さったメアドから、何方か分かりました^^ 多分、ハイキングでお目に掛かったことがあるのではないでしょうか。

 ネットの嬉しい点は、このように興味を同じくする方とふっとご縁が繋がることです。こちらにコメントを下さっている方々も、有り難いことにそうしたご縁が今も続いています。この奇跡のような出会いに心より感謝です。

 カラスザンショウについては、ブログ内検索を掛けると、下の記事に実の写真がありますが、特に詳しく記事を書いたことがないようです。

「'16裏高尾・秋の花ハイク」
http://yamasakuran.seesaa.net/article/442482096.html?1635482180

 山茱萸(サンシュユ)は、秋に赤い実を付けて美しいのですが、厄を祓う程の力はないとして、良い香りと薬効のあるカラスザンショウではないかと力説されているのは、FITの大先輩で武蔵野自然塾の理事もされている方です。その方が書かれている記事がみつかったらお知らせしますね。

 心源院古道ハイキングの本番は、希望者多数なので私は遠慮する予定ですが、キャンセルが出て潜り込めたらお目にかかれるかもしれません。

 コシアブラの上品な黄葉、素敵ですよね。私も大好きです♪
Posted by 山桜 at 2021年10月29日 13:52
◆薫都庵さまへ

 武蔵野自然塾の理事長が綴っている武蔵野自然観察園(北町ビオトープ)のブログの中に、重陽の節供とカラスザンショウについて書かれている記事がありましたので、ご紹介します。下記のURLをクリックしてご覧下さい。安全なサイトです。

2020-09-06 投稿者: 管理者
9月 カラスザンショウ(烏山椒、食茱萸、茱萸)ミカン科
https://musashino-biotop.org/september-plant/
Posted by 山桜 at 2021年10月29日 14:01
>大豆の原種の・・・いつ頃播くのが良いですか?
野のものは自然のままに、実ったら鞘から落ちたら土に・・・
それで良いのではないかと思います。
少しだけ春まで残しておくのも一つの方法かもしれませんね。
昨日の記事を読みました。
お互い?身体にいろいろ出て来る頃ですね。
それもこれも、自然体で・・・と思うのですが、いろいろ思ってしまうのですよねぇ〜
Posted by 瓜亀仙人 at 2021年11月01日 18:47
◆瓜亀仙人さんへ

 野で採取したタネは、殆ど自然のままに採り播きしているのですが、ツルマメとヤブツルアズキは、豆の数も少なく殻も固いので、発芽率の良い方法を取りたいなと思ったのです。お教えのように、半分は採り播き、半分は春播き用に取って置くことにします。ありがとうございます。

 丁度ケロが独立した1年後に主人に旅立たれてしまい、休む間もなく看病していた父も1年後に逝き、流石に心身にこたえました。直ぐに山へ連れ出してくれた仲間が居て有り難かったのに、今度は休み明けに急に山へ行きすぎたのか、身体が悲鳴をあげてしまい・・・人生、何が起きるか分かりませんけれど、何とかして乗り越えて楽しく生きてゆきたいものです。
Posted by 山桜 at 2021年11月01日 19:36
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