ガマ(蒲 ヒメガマ?)の穂 2021.11.29 むさしの自然観察園
まるでソーセージの様な形のガマの穂ですが、熟し切ると、ふいに風を含んでほわほわっとほぐれ始めます。こうなると、みるみる内に風が吹く度に崩れていって、もう止まりません。
内側から湧き上がるように、剥けていくように、どんどん姿を変えながら、風に吹かれて消えていく綿毛のついたタネ
貴毛皮の毛皮のマフラーも、数秒と姿を留めず消えていきます。
慌ててシャッターを切り続けたので、同じ様な写真に見えるかもしれませんが、少しずつ違っているのです・・・
近づいて大きくして見ると、小さな茶色いタネにタンポポのような綿毛が何本も付いているのが分かります。
大黒様の教えに従って、ガマの花をつけると「忽ちウサギの毛が生えた」と言うお話を聞くと、この綿毛がついたのだと、薬効ではなく視覚的に勘違いした私の気持も分かって頂けるのではないでしょうか。
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ガマの種ってこんなにふわふわに
なって散って行くのですね。
なかなか今では見られない一瞬ですね。
ガマそのものを見たことも無いと思いますし。
因幡の白兎は、民話の話ですが
大黒さんやワニ=サメが出てきたり
昔話の中でも特段に昔話の感じがします。
ガマのふさふさをつけて治ったこととしたんだ
と解釈されておられたのは納得できます。
ガマの穂に触れて、ふわっとほぐれる瞬間の感覚は、まるで魔法に掛かったような不思議な気持です。
子供の頃は白兎だとばかり思っていましたが、野ウサギが白くなるのは冬毛ですし、素兎=丸裸の兎という説に今は納得です。(アルビノだった可能性もありますが)
もう少しでワニの作った橋を渡り終えられそうだったのに、上手く騙したことを黙っていられず、つい漏らしてしまう所が話しの肝で、寅さんじゃないですが、
「それを言っちゃあ、おしめぇよ」
毛をむしりとられた兎に対し、「大国主命」(おおくにぬしのみこと)は蒲黄(ほおう)を体につけるよう教え。
とあるようですが、
つまりガマの花の花粉ですが、治らなかったところにこの綿毛を付けたとしても面白いですよね。
ちなみに「大国」は読みを変えると「だいこく」なので「大国=大黒」という考えのようですね
すみません、大国主命と書くべきでしたね。調べもしないで頭の中にあった、大国主命と習合した大黒様の名前の方を書いてしまいました。
調べると、白兎神社のご由緒では、大穴牟遅神(大国主命)と書かれていました。
大国主命は、沢山のお名前があることでも知られる神様で、他にも有名な所では、大己貴命(おおなむち)、八千矛神(やちほこ)、葦原色許男(あしはらのしこを) 、大物主神(おおものぬし)等、活躍された土地、場面でお名前が変わります。
大黒様のお名前は親しまれていますが一番後付けでしょうね。記事内のお名前、訂正させて頂きました。