今日はきっと出来ていると思い、登園して直ぐにシモバシラが生えている所へ向かうと、想像以上に沢山の見事な結晶が出来ていましたが、朝日が当たり既に少し溶けかけていて、焦る気持で急いでシャッターを切りました。
シモバシラ(霜柱)シソ科シモバシラ属 にできた「氷の華」たち
2021.12.20
このシモバシラが出来る条件は、
・地上部の茎が枯れていてるのに、地中の根が未だ
生きて水を吸い上げていること。
・地表近くの気温が0度近いこと。
(零下になると根も凍って水を吸い上げない。)
(積雪があると例え出来ていても、見えない。)
・地中に十分な水分があること。
(晴れが続いて地中が乾いていてはダメ。)
・茎が枯れて適度な裂け目が出来ていること。
(何度も凍結を繰り返すと、茎が大きく裂けすぎ
毛細管現象が起こり難くなる。)
・微風があると綺麗な花型になりやすいという説あり。

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霜柱ができる条件が驚きました。
まさに、奇跡の様な条件ですよね!
そして、こんな霜柱は
見たことがありません。
綺麗ですね!
そうなのです、FIT(森林インストラクター東京会)でシモバシラを見る企画を立てても、何年も連続でみられなかったこともあるくらいなのです。
ただ、この条件が揃って居る日に都合が付き、出来る場所が分かっていれば、かなりの確率で観察出来ると思います。
身近に地上部が枯れる宿根草があれば、シソ科でもシモバシラでも無くとも発生することがありますので探してみてください。(シソ科以外なら茎の柔らかなアザミ類なども)
今までで一番綺麗な氷の華シモバシラを見たのは、山梨県の扇山で、ブログ内の記事はこちらです。
http://yamasakuran.seesaa.net/article/455741120.html
友人はちょうど今頃 高尾山に登山して霜柱の写真を毎年ブログにアップしています。
こちらの霜柱も、なんとも幽玄でいながら、命の輝きを見ることができます (^_-)-☆
ここ数年、高尾山のシモバシラはイマイチだったので、身近でこんなに立派な結晶が見られると、気温だけでなく、やはり土中の水分が大事なのだと思いました。
昨朝はマイナス3℃でしたので、また素晴らしい氷の華が園内の数カ所に沢山出来ていました。
そうでしたか、そちらは寒すぎるのでしょうか。