2022年01月05日

ナニワズ(難波津)と コショウノキ(胡椒木)

 日本水仙と並び早春に芳香を放つ花、沈丁花は中国原産ですが、日本在来種にもよく似た仲間が数種あります。図鑑などでは3〜4月の開花となっていますが、むさしの自然観察園の日だまりでは12月から花を咲かせ始めていました。

ナニワズ(難波津)別名 エゾオニシバリ、エゾナニワズ、ナツボウズ ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属 北海道〜近畿の冷温帯に分布 冬は緑で夏に落葉 花は葉腋に着く
2021.12.27 
エゾオニシバリPC204820.JPG

エゾオニシバリPC204857.JPG

コショウノキ(胡椒木)
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属 関東南部〜沖縄の暖温帯に分布
常緑樹 花は枝先に集まって咲く
コショウノキPC204829.JPG

コショウノキPC204830.JPG

 沈丁花の足を止めて振り返るほどの芳香とくらべると、鼻を近づけてやっと気づくほどの、ほんのりとした香りです。

 雄株の方が花が沢山着くので、栽培種として日本に植えられているジンチョウゲは殆ど雄株で実がなりませんが、オニシバリ、ナニワズ、コショウノキには赤い実がなります。

 雌雄異株なのか雌花、雄花、両性花の混在なのか、以前にも写真を撮っていて疑問に思い調べたことがありますが、どうも良く分かっていないというような状況のようです。引き続き観察してみます。


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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