2022年02月10日

セツブンソウ(節分草)

 今年はその名の通り、ほぼ節分の頃に咲き出してくれました。 写真だけ見ると、フクジュソウと同じくらいの大きさに思えてしまいますが、実際は花径が2p程の小さなスプリング・エフェメラル(春の儚い命)です。その小さな世界に驚くほど繊細な美しさを秘めています。

セツブンソウ(節分草)キンポウゲ科セツブンソウ属
2022.02.07
セツブンソウP2075295.JPG
白い花弁に見える部分は萼片で、中に見える黄色い密腺がついている部分が本来の花弁です。花弁の咲きが2つに裂け、その咲きに密腺が付いています。

セツブンソウIMG_20200210_215410 (002).jpg
もう少し雄しべの葯が熟すと、青灰色になり、何とも言えない清楚なガラス細工のような美しさを放ちます。

セツブンソウP2075278.JPG

セツブンソウP2075279.JPG

4年前の写真を引っ張り出してきました。2018.02.26
P2261042セツブンソウ (443x590).jpg
セツブンソウが咲いている頃には雪が積もることが多く、今日もまた雪ですが、今年の花がもう少し綺麗に撮れたら取り替えますね。


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posted by 山桜 at 17:32| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これは見たことが無いです
Posted by 玉ヰひろた at 2022年02月11日 16:38
◆玉ヰひろたさんへ
 分布が関東以西で栃木県が北限のようです。その中でも石灰質の土壌を好むので分布は限られていますが、好きな場所では大群落を作ることもあります。それでも絶滅が危惧され自生地では大切に保護されています。
Posted by 山桜 at 2022年02月11日 20:37
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